HKT新曲リリース、「少しでも前向きな気持ちに」センター2人の思い

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の14枚目シングル「君とどこかへ行きたい」が12日、リリースされた。グループ初の「W選抜」を採用、JR九州とタッグを組んだ「もっと!みんなの九州プロジェクト」のキャンペーンソングにもなっている。二つの選抜チームのセンターをそれぞれ務める田中美久(19)と運上弘菜(22)が取材に応じ、「明るい曲なので、こういう時期に少しでも前向きな気持ちになってくれたら」と思いを語った。2人はW選抜ならではの仕掛けや、ミュージックビデオ(MV)の撮影秘話なども披露した。

 約1年ぶりのシングルとなった同作は当初3月10日発売予定だったが、新型コロナウイルス禍により延期となった。田中は「難しいのかなと思っていたけど、新曲のPR活動ができてうれしい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 1期生からドラフト2期生までの「つばめ選抜」と4期生以降の「みずほ選抜」のW選抜。それぞれ12人で同じ楽曲を歌い、MVも2通り制作した。JR九州の全面協力により、九州各地の美しい景色を駆け抜ける鉄道と、HKTメンバーの「共演」が実現。「つばめ」は車掌など鉄道会社のスタッフ目線、「みずほ」は利用客目線になっている。1期生を中心とした「つばめ」と、若手中心の「みずほ」では歌もMVも雰囲気が異なる。

 みずほの運上は「先輩たちに負けていられないというか。次世代じゃないですけど、HKTのこれからをファンの皆さんにも安心してもらえるような作品にしなきゃ」と臨んだという。つばめの田中も「今まで築き上げてきたHKTの良さと、どこか余裕が感じられるようなものにしたいと思った。『みずほ』選抜に負けないぞ、と大人の余裕で頑張りました」。互いに競い合いながら作品を磨き上げたことを明かした。

 動画サイト・ユーチューブで公開中のMVは、2本同時に見るとリンクする箇所も多い。「一つ一つのMVでも作品として成り立っているけど、二つ合わせるとまた違う物語が見えてくる」と田中。みずほのMVで運上がカメラを構える動作をしていると、つばめでは田中が指ハートのポーズを取る。2人が小走りで向かい合ってハートをつくるなど、さまざまな仕掛けがある。24人で披露して初めて意味が分かる振り付けもあるそうだ。

 田中と運上は両方のMVに登場。冒頭とラストで顔を見合わせるが、熊本駅では実際に線路をまたいで向かい合ったため「リアルな距離感がエモかった」(運上)。カメラに映る田中を笑わせようと運上が「変顔」したため、運上が映る場面では田中も「仕返し」。互いに必死に笑いをこらえる表情で作品に収まった。最後に映される曲のタイトルも、それぞれ田中と運上が執筆しているという。

 MVの最大の見どころについて、運上は「意図してそうしたのかは分からないけど」と前置きし、駅舎で夕日に向かって敬礼するシーンを選択。「みずほ」と「つばめ」を同時に再生すると、運上ら3人の敬礼に対し、卒業を控える森保まどかが敬礼を返すように見えるという。運上は「勝手にそう思っているだけかもしれないけど、そう考えると感慨深い。注目してほしい」とアピール。田中も「私も一緒。泣いちゃう」とうなずいた。

 JR九州とのキャンペーンが継続したことについても、2人は「これを機に九州を盛り上げるお手伝いができれば」と意気込んでいた。 (古川泰裕)

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