報われた石川柊太 開幕8戦、7度QSでようやく2勝

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆日本ハム2-5ソフトバンク(14日、札幌ドーム)

 先発の石川が真骨頂を発揮したのは、1点を先制してもらった直後の5回だった。「いつも通りテンポ良く投げることを心掛けた」。9番宇佐見を初球の真っすぐで三邪飛とすると、続く五十幡は2球目の直球で左飛に仕留め、最後は杉谷を4球目のパワーカーブで空振り三振。わずか7球、2分半足らずで、この試合初の三者凡退に切って取った。

ソフトバンク10戦ぶり先発星

 開幕戦以来、49日ぶりの2勝目を挙げた。「5回」は大きな意味を持つイニングだった。今季、チームの投手陣が5回までを無失点で抑えた試合は8戦全勝。強力リリーフ陣が控えるホークスならではだ。直近ではマルティネスが移籍後初勝利を挙げた1日のオリックス戦。先発投手に白星が付いたのもその試合以来、実に10試合ぶりだった。

 序盤は粘りの投球だった。2回までに3安打を浴びると、3、4回は計3四死球を与えるなど常に走者を背負った。それでもホームは踏ませなかった。工藤監督も「伊藤君を相手に先制点を取られなかったことが勝ちにつながった。よく我慢した」とたたえた。

 5点リードの7回、先頭の大田に札幌ドームで初被弾となるソロを浴びると、2死一塁から五十幡に右翼線への適時三塁打を許し降板した。「気持ちと体がうまく一致しない部分もあった。反省を次の登板に生かしたい」と口にしたが、札幌での無敗記録は継続。8試合の登板で4勝、防御率1・66と敵地での好相性は健在だった。

 この日もクオリティースタート(QS、6回以上、自責点3以下)を達成。登板した8試合中7試合でQSと抜群の安定感を誇りながらも白星が付いてこなかっただけに、指揮官もほっとした表情だ。「なによりも投手というのは最終的に勝てば全然違う」と今後の白星量産を期待した。自身もチームも、札幌の地から波に乗れそうだ。(長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ