「すごく重みを感じている」HKT神志那結衣がオンライン演劇で初主演

西日本新聞

 HKT48きっての演技派である2期生・神志那結衣(23)が、5月19日開幕のオンライン演劇「ありのままに生きろ。今」で初の主演に挑戦する。舞台演劇などを手がける「img」制作で、「社会に選ばれること」をテーマにした作品。2019年に上演されたものを新型コロナウイルス禍の今に合わせて再編した。自分の値に悩みながらリモートで就職活動を続ける「佐藤しおり」を演じる神志那と、img主宰の谷口航季にインタビューした。

 戦国武将・石田三成から始まり、「仁義なき戦い」では任俠(にんきょう)の世界で生きる荒くれ者まで-。男性役をはじめ、さまざまな役を演じてきた神志那だが、今回が初めての主演。「作品をつくるということに対して、すごく重みを感じている」と語った。

 演じる「しおり」は、高学歴ながら就職活動で行き詰まる23歳の女性。年代と性別で言えば、今まで演じたどの役柄より「現実の自分」に近く「やっと女性役ができる。ファンの人も喜んでくれる」と笑顔を見せる。役にのめり込むタイプゆえに、ネガティブなシーンのセリフを練習すると気持ちが落ち込むことも。それでも「少しずつでも日常からなりきろうと思う。そうなってもいい」と“女優魂”を見せる。

 主演が決まったきっかけは、谷口がオンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます。」を観劇したこと。「不本意アンロック」で、思い込みの強い「暮井周」を演じた神志那。聞き取りやすく感情豊かなせりふ回しと、自然に「こぼれた」涙に谷口は魅了されたという。観劇後、主人公である「しおり」と神志那が同じ23歳ということを知って「この人だな」と感じたという。

 就職活動で内定をもらえず苦しむ「しおり」について、「弱い自分を見せられない、強がりな子」と語る神志那。自身もアイドルとして「本当の自分では勝負できない」と「人前用」の自分を作った過去があり、主人公の姿と重なったという。向き合い続ける「しおり」に「なんでそんなに強がるのか。ちょっとだけ弱みを見せたらいいのに」と笑顔で呼びかけ、谷口はそんな神志那に「最終的には『佐藤しおりはいとおしい』と思ってもらえたら」と語った。

 「面接」という重くなりがちなテーマだが、テンポのいい会話劇で「クスッと笑ってもらえるところもある」(谷口)そうだ。神志那は「そんなにずっしり重苦しくはない。『ちょっと見てみようかな』と思って見てもらっても楽しめる」と、観劇を呼びかけた。

 「ありのままに生きろ。今」には「ウルトラマンギンガ」(13年)主演の根岸拓哉、「仮面ライダーW」(09年)の敵役ヒロイン飛鳥凛も共演。公演は5月19日から25日までの全7回。約100分、動画配信サイト「ZAIKO(https://zaiko.io/)」で上演される。チケットは2500円。(古川泰裕)

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