「黄金世代」大里桃子が涙の3年ぶりV 初優勝から“パター恐怖症”で苦悩の日々

西日本スポーツ 野口 智弘

 ほけんの窓口レディース最終日(16日・福岡県福岡CC=6335ヤード、パー72)22歳の大里桃子が、通算9アンダーの135で並んだささきしょうことのプレーオフを3ホール目で制し、3年ぶりのツアー2勝目を挙げた。大会は悪天候による順延で36ホールに短縮され、加算される優勝賞金は75%の1620万円。

 2打差の3位に吉田優利、高橋彩華が入った。第1ラウンドを首位で終えた有村智恵は通算2アンダーの19位だった。(出場113選手=アマ3、曇り、気温28・7度、南南西の風4・8メートル、無観客)

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 首位をキープしていた大里は17番(パー4)でボギーをたたいた。2週連続2位に終わっており「また2位になっちゃうのかな」と嫌な思いがよぎったという。18番(パー5)は1組前のささきがバーディーを奪ってスコアが先行していたが、大里も5メートルのバーディーパットを沈めて並んだ。

 18番で3ホール連続で繰り広げられたプレーオフ。最後は果敢に攻めて2オンに成功した大里が先にバーディーを奪ったのに対し、ささきは3メートルのバーディーパットを外し、勝負が決まった。「三度目の正直で勝てました。地元(熊本)に近い福岡で2勝目を挙げられて最高にうれしい」。同期の高橋らに祝福され、ほおに涙が光った。

 初優勝は2018年のCATレディース。プロテストに合格して、わずか23日目での快挙だった。その後、不振に陥った。原因はパターだ。「30センチのパットが入らないことがあって頭が真っ白になった」と振り返る。

 1998年度生まれの「黄金世代」といわれる同期が次々と活躍する中、成績は伸び悩んだ。パター恐怖症を克服できたのは「外してもいい、と気持ちの面で吹っ切ることができたため」と振り返る。パターの長さを33インチから36インチに変えたことも結果につながった。

 「1勝目は勢いだけで勝ったけれど、今回は実力で勝てた。苦しんだ分だけ、うれしいです」。完全復活した大里が、再び「黄金世代」の主役の一人として戻ってきた。(野口智弘)

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