涙の「脳パラ」終了、それぞれの道へ前を向いて HKT月イチ報告(下)

西日本新聞 古川 泰裕

 正規メンバーへの昇格という大きな節目を経て、新たなステージでの挑戦を始めた5期生の上島楓(19)、水上凜巳花(17)、石橋颯(15)、竹本くるみ(17)。HKT48の春を振り返る座談会の話題は、惜しまれながら幕を閉じた研究生公演と、それぞれのチームの公演へ。グループの未来を担う新星たちは、互いに奮闘する姿、巣立っていく先輩の背中に思いをはせながら、「今は頑張るとき」と決意を新たにする。 (古川泰裕)

 -4月8日はいろんな思いを抱えながらの『脳内パラダイス』最終日だった。

 上島「(最初は)真っ白な状態からだったんですよ。誰も公演に出たことがなかったし、MCのやり方も何も知らない。素人から、みんなで一からつくり上げてきた公演で、先輩から教えてもらったこととか、スタッフさんから怒られたこととかも、自分たちでかみ砕きながらつくってきた公演だったので。それが一瞬で終わってしまうのは、こんなに一瞬なものなんだなって。でも力になったことは変わらないので、お互いにそれぞれの道で頑張っていかなきゃいけないなって思いました」

 -みんな泣いていた。

 水上「泣きますよね、あれは」

 石橋「『友よ』で劇場の幕がバーって開いて、ファンの人の目を見ると涙が止まらなくなって。イントロで泣いちゃった」

 竹本「『脳パラ』ずるい曲が多い」

 上島「青春系の」

 竹本「あんまり良くないけど…今まであんまり歌詞を考えたことなかったんですよ。元気にやるとか、表情をどうするとか、ダンスをどうするか、みたいな感じでやっていたけど、あらためて歌詞を言葉にして歌うと、ジーンときました。今の自分たちに合っているというか、こんな思いが込められていたんだなって」

「脳内パラダイス」公演最終日に全員で歌うHKT48の5期研究生

最初は不安、でも今は楽屋で一番元気

-4月9日に昇格して、それぞれのチームの公演で活躍中。いかがですか?

 水上「いかがですか(笑)」

 -「いかがですか」と言われてもね(笑)。石橋さんは「制服の芽」公演は初めてだった。

 石橋「出たことなくて。KⅣって発表された時、いぶきはKⅣの公演に出たこともない、いぶきのKⅣ昇格はないだろう、って感じで言われたこともあったけど…」

 水上「気にしなさんな」

 石橋「なんか…頑張ろうって…(涙)」

 竹本「私も、この3人はHで、私はKⅣって思っていた。(KⅣへの昇格を)知らされた時、2人が先に呼ばれたんですよ。その時、いぶきが不安そうな顔というか、いつもしっかりしているのに、『どうしよう』っていうような顔をしているから、同期として支えないといけないと思った。でもしっかりしているから、大丈夫かなって思う。今も楽屋で一番元気なんですよ」

 水上「元気なんかい」

 竹本「一番しゃべるから、すごくなじんでいる」

 石橋「ダンスが得意っていうわけでもなかったので…」

 上島「絶対気にすんな。大丈夫、本当に」

 竹本「ダンス、うまいよ? 『狼とプライド』とか、いぶきのために作られたんじゃないかって思うくらい似合っている」

 水上「分かる」

 石橋「覚える期間が短くて、振り覚えも悪いし『どうしよう!』と思ってパニクっちゃって」

 上島「昇格が4人だけだったから、見たくないコメントもSNSの時代だから見えてしまうし。気にしたくなくても気にしてしまうこともあったんですけど。頑張ろう」

 水上「気にしないのが一番だよ」

 -KⅣの石橋さんを楽しみにしていた人も多い。

 石橋「公演に出たら『KⅣ、似合っていたよ』ってコメントが多かったので、良かったなって思うんですけど。ダンスは『Lit charm(リットチャーム)』のメンバーが多いので、頑張ろうと(笑)」

 竹本「今までアンダー(助っ人)として、出させてもらっているっていう感じとか、先輩の公演を一緒に盛り上げる、みたいな感じだったんですけど…。初日に同じ5期生がアンダーで、私たちは正規メンバーとして出させてもらうってなったら、言い方は難しいけど、圧倒的じゃないと駄目だなっていろいろ考えて。先輩に埋もれたら駄目だとか、先輩たちのっていうより、自分の公演って思わなきゃって」

 上島「『RESET』公演は、研究生時代もアンダーで出させてもらっていて。曲的に…こう…そういう曲?」

 水上「語彙(ごい)力(笑)」

 -言いたいことは分かる。

 上島「『我らがチームH!』とか、ここからリセットして頑張るぞっていう曲ばかりで。アンダーの時はくるみと一緒で、出させてもらっているっていう気持ちで、必死すぎてアレだったんですけど。今は歌詞が全部響いて(初日に)泣いちゃったんですけど。不安すぎて。凜巳花は、先輩ともすぐ打ち解けられるし、上島は甘えることが全くできない分、なじめるかっていう不安もあるし、埋もれたらっていう不安もあるし。『RESET』の歌詞がめちゃくちゃ頭に…心に響いて、頑張れました」

 水上「頭に響いたらね」

 上島「頭痛になっちゃうね」

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