五輪代表OA枠は吉田、酒井宏、遠藤…見えてきた森保ジャパンの戦い方

西日本スポーツ 末継 智章

 日本サッカー協会は20日、6月の国際親善試合に臨む東京五輪世代のU-24(24歳以下)日本代表27人を発表し、五輪で3人まで認められる25歳以上のオーバーエージ(OA)選手として吉田麻也(サンプドリア)=長崎市出身=と酒井宏樹(マルセイユ)、遠藤航(シュツットガルト)が入った。3選手が東京五輪でもメンバー入りすることが事実上決まった。

 同代表には冨安健洋(ボローニャ)=福岡市出身=や林大地(鳥栖)、田川亨介(FC東京)=長崎県諫早市出身、大迫敬介(広島)=鹿児島県出水市出身=らも入った。6月5日のU-24ガーナ戦(福岡・ベスト電器スタジアム)と、同12日のジャマイカのフル代表(愛知・豊田スタジアム)戦を経てOAの3人を含む五輪代表18人が決まる。

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 吉田ら守備的な3人をオーバーエージ(OA)に選んだことで、東京五輪での戦い方が見えてきた。五輪で指揮を執るフル代表の森保一監督=長崎市出身=は会見で「フル代表の常連がリーダーシップをとって安定して戦えば、経験の浅い五輪世代がより思い切ってプレーできる」と説明。最終ラインから攻撃を組み立てる戦術的な狙いも理由に挙げた。

 2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のメンバーだった3人は五輪も経験。特に吉田は08年北京と12年ロンドンに2大会連続で臨み、ロンドンでは主将として44年ぶりの4強入りに貢献した。

 森保監督は「W杯とは違う独特な雰囲気が五輪にはある。最大6試合を18人で戦わないといけない中で、厳しい経験を知っていることがチームに好影響をもたらしてくれる」と3人に精神的支柱としての役割を期待。吉田に五輪で主将を任せる可能性も示唆した。

 OAの3人や冨安らはフル代表で28日に予定されるW杯アジア2次予選のミャンマー戦(千葉・フクダ電子アリーナ)後、U-24日本代表へと活動の場を移す。森保監督がフル代表と五輪代表の監督を兼務し、一体となって強化する体制だからこそ実戦機会を有効に活用する日程が組めた。

 U-24ガーナ戦はOAと五輪世代の連係を深めると同時に、五輪世代にとっては最終選考の場でもある。今回指揮する横内昭展監督=北九州市出身=は「確実にこの2試合に出られる保証はない」と、練習から競争する意識を求めた。(末継智章)

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