森&モイネロ不在 「代役抑え」なぜ岩崎を選んだか

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 25日から得意の交流戦に臨むソフトバンクの「新・方程式」プランが定まった。離脱中の森に代わる抑えを務めてきたモイネロが東京五輪予選に出場するキューバ代表に参加することを受け、新たな守護神に岩崎を指名。7、8回はフル回転中の嘉弥真、泉、津森に、板東らも加えて柔軟に運用する方針だ。「勝ちパターン」の争奪戦で救援陣の競争意識を高め、12球団屈指の「ブルペン力」をキープする。

■25日から交流戦

 昨季はコロナ禍で中止となり、2年ぶりに開催される交流戦。過去に12球団断トツの8度も制したソフトバンクの「新プラン」が固まった。モイネロが東京五輪予選に出場するためにチームを離脱。工藤監督は「岩崎君を後ろに回すのがベストかな」と指名した。

 3度の右肘手術を乗り越え、今季は150キロ台後半の球威が復活。主に「8回の男」として、チームトップの11ホールドを挙げている。21日にペイペイドームでの投手練習を見守った森山投手コーチも「(岩崎が)一番経験があるし、修羅場もくぐっている」と同調した。

 2017年の最優秀中継ぎ投手が務める新クローザーにつなぐ「勝ちパターン」は流動的になる。嘉弥真、泉、津森に加え、板東らも候補。森山コーチは「アピールして、彼ら(森、モイネロ)が帰っても、競って残ると。そういうのが大事」と競争を期待した。

 嘉弥真は12球団最多の24試合に登板。昨季まで4年連続で50試合以上に登板した経験値も強みだ。一方で経験の少ない泉(登板23試合)、津森(同22試合)は疲労の蓄積も懸念されるだけに、150キロ超の速球に制球力を併せ持つ板東の働きぶりにも注目が集まる。

 左肘の張りで戦列を離れている森の復帰時期は現在も不透明で、6月中旬までの交流戦での復帰は難しいとの見方もある。森山コーチも「体のことなので注意が必要」と説明する。モイネロと「ダブル不在」の時期は、ブルペンの総力戦で乗り切るしかない。

 先発陣も大黒柱の千賀らが不在の中、層の厚いブルペンが救援防御率2・44の奮闘で首位争いを続けるチームを支えてきた。岩崎を9回に据える「新プラン」がもくろみ通りに機能すれば、得意の交流戦が「混パ」を抜け出すきっかけとなる。(鎌田真一郎)

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