サッカー五輪代表メンバー予想 毎度ドラマのFW、今回のサプライズは

西日本スポーツ 末継 智章

 6月の国際親善試合に臨む東京五輪世代のサッカー男子U-24(24歳以下)日本代表27人が発表された。五輪で3人まで認められる25歳以上のオーバーエージ(OA)3選手も固まり、実質的に残る代表枠は15人。6月5日のU-24ガーナ戦(福岡・ベスト電器スタジアム)と同12日のジャマイカ戦(愛知・豊田スタジアム)戦に臨むメンバーから代表争いを予想した。(末継智章)

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 五輪代表争いで毎回ドラマが生まれるのがFWの選考だ。2016年リオデジャネイロ五輪では選出された久保裕也が当時所属していたヤングボーイズ(スイス)の反対で参加できず、J1新潟の鈴木武蔵(現ベールスホット)を招集。12年ロンドン五輪は大迫勇也(現ブレーメン)、08年の北京五輪では平山相太とエース級のストライカーが落選した。

 今回「サプライズ」を起こしそうなのは林大地(鳥栖)か。3月29日のU-24アルゼンチン戦で年代別代表として初先発し初得点。勝負強さを示し、今回の代表入りにつなげた。

 一時期は失速気味だったが「自分が勢いよくゴール前に入ることがチームのチャンスになる」と、相手DFを引きつける動きをJリーグで取り戻すと復調。4月18日の名古屋戦で今季4点目を挙げて名古屋の連続無失点記録を823分で止めると、5月19日のYBCルヴァン・カップの福岡戦でも得点した。

 今回指揮する横内昭展監督=北九州市出身=は五輪世代のFWには「相手に時間を与えないような守備」も求めてきた。林は守備でも前線から果敢にプレスし、今季J1で3位と好調なチームに貢献。代表選出が発表された20日にはクラブを通じて「自分らしさ全開で頑張りたい」とコメントしており、献身性で生き残りを図る。

 U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)に2度出場した田川亨介(FC東京)=長崎県諫早市出身=は左肩脱臼などのけがを乗り越え、持ち味の裏への飛び出しに力強さも加わってきた。3月のU-24アルゼンチン戦でも屈強な相手に1対1の攻防で競り負けなかった。横内監督から求められた味方を活用して何度も裏を突く動きが出せれば活路は開ける。

 前田大然(横浜M)は並外れたスピードで今季8得点をマーク。得点感覚では昨季J1で10得点の上田綺世(鹿島)が優れる。ただ攻撃的MFのタレントが豊富で戦術的に1トップになることが多く、FW登録はロンドン五輪の4人、リオ五輪の3人より少ない2人になる可能性もある。実力伯仲のJリーガー4人によるサバイバル。横内監督は「所属チームで自分の良さを出している4人が海外のチーム相手にどれだけ出してくれるか」と高いレベルでの競争を期待している。

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