リチャードの評価は「1軍で勝負できる技術ついてきた」昇格には何が足りないか

西日本スポーツ 長浜 幸治

〈鷹番が見た〉

 ウエスタン・リーグのオリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)が中止となった21日、ソフトバンクの4年目リチャード内野手(21)は屋内練習場でのフリー打撃で快音を連発していた。「めっちゃ調子はいいです」。練習を見守った藤本2軍監督はリチャードの確かな成長を認める。昨季、2軍で本塁打、打点の2冠に輝いた21歳は、今季もここまで同リーグトップの7本塁打、25打点をマークしている。

 そこで待望されるのが一日も早い1軍デビューだ。「1軍で勝負できるくらいの技術はついてきた。あとはメンタルの強さだけかな」。藤本監督は今季、リチャードが先発出場した31試合のうち、実に29試合で4番を任せている。「2軍をおまえが引っ張ってくれと。それができれば十分に1軍でも通用する」と大きな期待をかけている。

 若手不足はチームの大きな課題だ。今季の開幕1軍入りメンバーのうち、25歳以下(今年中に26歳になる選手は除く)の野手がリーグで最も少なかったのはホークスの2人(栗原、周東)。最多の西武、オリックスは7人と大きな差がある。常勝球団だけにレギュラー陣の壁は高いが、「V10」を狙う上では若手の台頭は必ず必要となる。

 だからこそ、藤本監督もゲキを飛ばす。「マッチ(松田)を抜け、最低限でも肩を並べろと。ケツに火を付けるくらいじゃないとね」。支配下2年目でいまだ1軍の舞台を踏めていないリチャードも燃えている。「周りを圧倒するくらいホームランを打ってもっと目立たないと」とベテラン松田に挑戦状をたたきつけるべく、さらに打ちまくる決意だ。若鷹の旗手がチームの顔とも言えるベテランを脅かせるか。注目だ。(長浜幸治)

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