HKT1期生全員で「遠くにいても」、森保まどかラスト劇場公演

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の森保まどか(23)が23日、「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で自身最後の劇場公演に出演し、慣れ親しんだステージに別れを告げた。29日に北九州市の北九州ソレイユホールで開催される卒業コンサートで活動を終了する。

 1期生として2011年11月26日に初めて劇場のステージに立ち、パフォーマンスを磨いてきた森保。膝の負傷で劇場を離れた期間もあったが、懸命なリハビリを経て復帰した。

 この日も、動きの激しい曲には出られなかったものの「合格Kiss」でキュートな眼鏡姿を披露したほか、ユニット曲の「万華鏡」で同期の村重杏奈今田美奈らと幻想的なパフォーマンスを披露した。

 アンコールで「楽園の階段」と「ピノキオ軍」2曲を披露し終わると、白いドレスに身を包んだ森保は一人ステージに進み出て、卒業ソングの「この道」を初披露。「ホームである劇場で披露したかった」というソロ曲を、万感の思いを込めて歌い上げた。

 間奏では「出会いも別れもサプライズも、後輩の成長も先輩の背中も同期の活躍も、全部このステージで感じて経験してきました。メンバーのみんなには、全ての方に感謝しながら、この場所を守り続けてほしい。10年間ありがとうございました」と、ファンにメッセージを送った。

 その後は、この日出演していなかった松岡菜摘宮脇咲良も登場し「遠くにいても」を現役1期生全員で歌った。初めて劇場に立ったころ上演していた「手をつなぎながら」公演のラストの曲。号泣する村重杏奈や下野由貴らを励ましながら、最後まで笑顔でステージに立ち続けた。

 最後のあいさつでは「専用劇場で公演をやることは48グループの特長で、それにすごく育てられた」と環境に感謝。「失敗しても温かく見守ってくれるファンの人はとっても強力な味方だけど、それに甘んじることなく、より良いものを届けようという意思で頑張ってほしい。失敗しても許される場所だけど、失敗するための場所ではない。成長するための劇場だと思って頑張ってほしい」と後輩にエールを送った。

 続けて、客席にもう一回向き直り「小学校の時から応援してくれていた子が高校生になったり、年上のファンが『もう一度、青春を思い出させてくれてありがとう』と言ってくれたり、本当にいい言葉をたくさんいただいた。あまり人との関わりを深く持てるタイプではなかったので、こうした絆のような、目に見えないものを信じさせてくれる皆さんは偉大だなって。アイドルってすごくすてきなものだなって、ファンの皆さんとの関係性を通じて思うことができました」と頭を下げた。

 さらに、横に並んだ1期生を見て「ずっと切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間。それぞれ過ごした時間、見てきた光景も違うけど、なんだかんだの機会にそろうと『最強だぞ』というところを見せられたんじゃないかな」と笑顔。「29日の卒業コンサートまで突っ走って、アイドル人生を全うしたい」と、晴れやかな表情を見せ、仲間がつくるアーチをくぐった。 (古川泰裕)

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