バスケ五輪代表へアピール続ける高校の先輩後輩トリオ 今も生きる母校の伝統

西日本スポーツ 末継 智章

 東京五輪開幕まで2カ月を切り団体競技の五輪代表争いは大詰めを迎えている。バスケットボールの男子は福岡大大濠高出身のBリーガーがアピールを続ける。5人制の金丸晃輔(B1三河)は今季のBリーグでリーグ2位の3点シュート成功率をマーク。3人制の小林大祐(B2茨城)と杉浦佑成(B1島根)も勝負強さと得点力の高さを強みに初の五輪出場を目指す。

■外角から放つシュート武器

 異なる場所で3人が地力を示した。14~17日に行われたBリーグのチャンピオンシップ準々決勝。アウェー千葉戦に臨んだ金丸は2連敗で敗退したチームの中で2試合連続2桁得点をマークした。小林も15、16日のB2プレーオフ準決勝のホーム仙台戦で2戦連続2桁得点を記録。茨城のB1初昇格に貢献した。

 一方の杉浦は14~16日に東京都内で行われた東京五輪3人制バスケットボールのテスト大会に出場。3人制の実戦は昨夏以来で「海外の大きな相手を想定したプレーも徐々にできてきた」と充実感をにじませた。

 3人とも外角からのシュートが持ち味の一つ。杉浦は196センチ、金丸も192センチで福岡大大濠高ではセンターの役割も担ったが、得点力を求める同校の伝統から3点シュートも磨いてきた。

 金丸が刺激を受けたのが1学年先輩の小林。「大祐さんはここぞというときに必ず決めていた」と集中力を重んじるようになり、明大進学後は試合の際には一定の爪の長さにそろえるなど細部にまでこだわって日本屈指のシューターへと上り詰めた。今季は自己最高の3点シュート成功率46・6%をマーク。年間51試合以上出場かつ90本以上成功の選手を対象としたBリーグのランキングで2位に入った。

■身長のハンディ正確性で補う 

 189センチの小林は5人制のB2茨城で練習した後、夜に3人制のやや小さなボールでシュートを練習。3月にはBリーグの合間を縫って3人制の大会に出場し、攻守の切り替えが速い競技の特性を体にしみこませた。「東京五輪に行きたいと思っても、かなわないことはある。でも僕の中ですべてをやりきれば、結果が出なくてもいい」と完全燃焼を誓う。

 5人制も3人制も他国と比べて身長が低いハンディを埋めるため、外角からのシュートが勝利への鍵になる。3人制でゴール下でのプレーを求められる杉浦も「もっと外からのシュート精度を高めたい」と課題を挙げた。「勝利と得点にこだわるのが大濠らしさ」と金丸。母校の伝統を晴れ舞台で示すため、残り2カ月の追い込みに入る。(末継智章)

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