モイネロも抜けたソフトバンク 交流戦を制するポイントは/斉藤和巳

西日本スポーツ

【西日本スポーツ評論家・斉藤和巳の視点】

 2年ぶりとなるプロ野球の日本生命セ・パ交流戦が25日に開幕する。例年パ・リーグが強さを発揮している交流戦。12球団最多の8度の最高勝率を誇るソフトバンクは、パの首位として臨む。リバン・モイネロ投手(25)らキューバ勢が東京五輪米大陸予選で不在となるなど、大きな変化を迎えている状況で、交流戦の注目点や今後の戦い方について、西日本スポーツ評論家の斉藤和巳氏が語った。

 例年、パ・リーグの優位が続く交流戦。2年ぶりの開催となる今季も、その傾向は変わらないとみる。パはセに比べて強いボールを投げられる投手、力強いスイングをできる打者が多いからだ。逆にここで負け越すようだと、リーグでの順位を大きく落とす。それだけに、しっかり白星を積み重ねたい。

 <交流戦の注目点は>

 セの2位巨人、首位阪神との週末3連戦だと思う。菅野、坂本が不在でも上位につけている巨人とは無観客で対戦する。ペイペイドームで行われた22、23日のオリックス戦も無観客だったが、いつもと異なる雰囲気で巨人と戦うというのは簡単ではない。阪神は佐藤輝や中野といったルーキーがチームを活性化させている。

 週末の3連戦は石川、マルティネス、和田が先発だろう。現状でこれが「表ローテ」になる。石川、マルティネスは安定しているし、和田も23日のオリックス戦で粘りを取り戻した。3人の投球に注目したい。

 <交流戦のセの注目選手に挙げたのは、やはり“あの”大砲ルーキーだ>

 今年のセはルーキーの活躍が目立つ。広島の栗林やDeNAの牧もいるが、佐藤輝はあれだけ遠くに飛ばせるし、阪神で4番を張っていることがすごい。

 内角に弱点があると聞いていたが、うまくさばく場面もある。どこに球が来るかが分かっていれば当然打てる。そこでどうやって内角を意識させるかだ。

 <モイネロがしばらく不在となるソフトバンクのチーム状況は>

 救援陣で勝ってきたチーム。しかも森もいない。影響はやはり大きい。

 9回は工藤監督の使い方を見る限り岩崎だろう。安定はしている。7、8回を任せる投手については、早急に決める必要はないと思う。試合展開を考えながらの「日替わり」でいい。泉、津森、板東に加え、嘉弥真も1イニングを任せられる。岩崎を含めて日々の内容を見ながら、はまる形を考えればいい。

 救援陣がこういう状況の上、投手が打席に立つセ球団の主催試合では展開次第で代打を出されるだけに、先発投手にはいつも以上に長いイニングを投げるように求めたい。戦列を離れていた東浜も1軍に戻ってくる。2軍の試合を映像で見た限り、絶好調という感じではない。それだけに、今季初登板の相手がチーム打率がリーグ最下位の中日というのは、悪くない巡り合わせかもしれない。(西日本スポーツ評論家)

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