バレンティンの2発に大きな意味 ヤクルト時代の記憶、セ界に呼び覚ました/柴原洋

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク9-3巨人(28日、ペイペイドーム)

【西日本スポーツ評論家・柴原洋の視点】

 前カードでは中日投手陣の強気の攻めになかなか対応できなかった打線が、地元に戻っての巨人戦でどう変われるか。初戦が鍵だと思っていたが、初回に出た栗原の一発でチーム全体が「いける」という感じになった。いい形で打ち勝てたことは本当に大きい。

 交流戦を戦う上で大きいのは、やはりバレンティンの2発。1本目は体の開きを我慢してカーブを捉え、2本目は内寄りのストレート系の球を完璧にさばいた。本来の変化球打ちのうまさに加え、内角も140キロ前後なら難なく対応できることを改めて証明した。

 移籍後は力勝負を挑む傾向が強いパ・リーグの投手に苦しんできたが、タイミングをずらして低めの変化球を振らせようとするタイプが多いセ・リーグの投手への対応は一番分かっているはず。相手はヤクルト時代に痛打された記憶を呼び覚まされたのではないか。

 柳田は不調時にあった「ヒッチ」の動作が消え、バットが下から出なくなった。トップから素直にバットが出ることで「スイングライン」がしっかりできて、逆方向の打球にも角度がつくようになった。この日の一発も右の強打者が引っ張ったような打球。あの飛距離は本当にうらやましい。(西日本スポーツ評論家)

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