快進撃の福岡に勝った大分「勝ち点3を狙った」片野坂監督の戦略

西日本スポーツ 松田 達也

 ◆明治安田生命J1第17節 大分2-1福岡(30日、昭和電工ドーム大分)

 勝利を大きく引き寄せる歓喜の一撃だった。1点リードの後半25分。エンリケトレビザンがコーナーキックのこぼれ球を左足で押し込んだ。移籍後初ゴールが決勝点となり「大きな勝利だった。全員がハードワークした成果が出た」と喜びをかみしめた。

 前半7分に先制しながら、序盤から福岡の猛攻に苦しんだ。片野坂監督は「パワーがある福岡に対して、1点では勝てないと思っていた。引いて1点を守るより、2点目を取って勝ち点3を狙った」と振り返った。

 3バックの中央で相手の攻撃をはね返したエンリケトレビザンは185センチの高さと強さを発揮し、セットプレーでの攻撃も期待されていた。ワンチャンスを仕留め、「ゴールの場面は練習していた形。自分を信じてボールを入れてくれたことがうれしい」とうなずいた。

 チームが放ったシュートはわずか3本。そのうちの2本を得点に結びつけた。リードを奪った後も守備に追われる時間が長かったが、球際での勝負やあきらめない姿勢で、好調なライバルの勢いをそいでいった。

 福岡戦は過去のJ1でも1勝1分けと無敗。J2でも8勝5分け3敗と好相性を誇る。片野坂監督は「現状では、泥くさくても勝ち点3を取る。その姿勢を選手が示してくれた」と力を込めた。降格圏の苦しみから抜け出す兆しが見いだせそうな価値ある白星となった。(松田達也)

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