目標きっぱり「日本一」横断幕掲げる西部ガスが全国切符 大舞台での1つの黒星がチームを変えた

西日本スポーツ

 社会人野球日本選手権(6月29日開幕、京セラドーム大阪など)の九州地区予選は30日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で第2代表決定戦を行い、西部ガスが九州三菱自動車を8-0で破り2大会連続3度目の本大会出場を決めた。

 今大会初登板の高椋俊平(24)が先発し、8回を無失点に抑える好投でチームを勝利に導いた。最高殊勲選手賞は第1代表となったJR九州の犬塚慶(27)が受賞。高椋は敢闘選手賞に輝いた。

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 全国切符は渡さない。第2代表決定戦に臨んだ西部ガスベンチは気迫がみなぎっていた。序盤から積極的に攻め、8-0で九州三菱自動車に完勝。第1代表決定戦でJR九州に1-6で敗れた悔しさをこの1戦にぶつけた。「みんな切り替えてこの試合に備えてくれた」と香田監督はたくましくなったナインを頼もしく見つめた。

 勝利への流れをつくったのは今大会初登板の高椋の投球だった。140キロ前後の力のある直球で4回まで無安打に抑え、8回まで散発3安打。待望の先発で3年目の右腕は「調子が良かったので、打者に早打ちさせて打ち取るイメージで投げた」と思い通りの投球を見せた。香田監督は「高椋がしっかり投げてくれた。それに尽きます」と高椋の好投を勝因に挙げる。

 今年は「日本一」の目標を立ててスタートした。専用グラウンドの「SGマリンフィールド東浜」にも「日本一」の横断幕を掲げている。昨年の都市対抗野球は初めて全国大会で8強入り。準々決勝で優勝チームのホンダに敗れたが「このチームに勝てば頂点を取れるのかと強さを肌で感じた」と井手主将は全国トップの実力を知った。「あれからステージが一つ上がった。プレーに対する厳しさや意識が変わった」と香田監督はチームの変化を感じている。

 日本選手権では初の頂点にチャレンジする。「これでスタートラインに立てた」と井手主将。西部ガスの新たな挑戦が始まる。(前田泰子)

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