「もうちょっと卒業しない」HKT本村生誕祭、トラブル乗り越え実力証明

西日本新聞 古川 泰裕

 31日に24歳の誕生日を迎えたHKT48の1期生・本村碧唯の「生誕祭」が、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開かれた。主役の本村はいつも通り、しなやかなダンスでチームKⅣの公演をリード。まさかのトラブルにも柔軟に対応して年長者らしさを発揮、加入当初から変わることのない無邪気な笑顔でファンを魅了した。

 「知っている顔がいっぱい」。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりとなった生誕祭で、照れくさそうに笑ったチームKⅣキャプテン。少人数で披露するユニットパートで事件は起きた。本村がセンターを務める「思い出以上」でマイクトラブルが発生し、歌声が聞こえなくなったのだ。客席に驚きが広がったが、ステージの本村と同期の熊沢世莉奈、5期生の竹本くるみは生の声でパフォーマンスを続行。見事な対応力に、ファンもよりいっそう大きな手拍子で後押しした。

 アンコール後の「生誕祭」本番では、チームに昇格してまだ日の浅い5期生、石橋颯と竹本がそれぞれ手紙を朗読。「優しい碧唯さんがキャプテンのチームに昇格できて良かった」と感謝され、「かわいすぎる」と相好を崩した。

 スピーチでは、コロナ禍もあり「思うようにいかないことが多かった」と23歳の1年を振り返った。ファンに直接会える機会は減ったが、一つ一つの言葉に元気をもらい「感謝の気持ちもたくさん出た1年だった」と言葉をつないだ。

 これまでは「ちょっとでも『やらなきゃ』と思うことができないと『駄目だ』と落ち込むことがすごくあった」と本村。最近では後輩たちの成長を感じ「私だけが頑張らなくていいんだ。背負いすぎずに活動できている」と充実ぶりを示した。「適度に楽しみながらHKTをもっともっと良くできるように、みんなで同じ方向を向いて一緒に進んでいけるように、協力しあってやっていけたら」と笑顔を見せた。

 自らの今後についても語った。「まだまだ、もうちょっと卒業しないと思う。何も決めていないからこそ、今を大切にしていきたい。ファンのみんなは心の支えで原動力。私に飽きずに隣で支えてくれたらうれしい」と頭を下げ、大きな拍手を浴びた。

 司会を務めた同期の下野由貴から「楽になったと言ってくれて安心した。私より先には絶対にやめないで」と懇願されると、「最近1期生から『やめるのは碧唯が最後だ』って言われる」とぼやいた。

 セットリストの「手紙のこと」を歌い終えた後は、歌声が入らなかった「思い出以上」を急きょ“リベンジ”。通常はヘッドセットを装着するところを手持ちマイクで披露し、HKTには欠かせない実力の高さを証明した。 (古川泰裕)

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