秋山幸二が見た「佐藤輝明」1試合3発で最も驚いた1本は…

西日本スポーツ

【西日本スポーツ評論家・秋山幸二の視点】

 ソフトバンクは6月1日からセ本拠地でのDeNA、阪神との6連戦に臨む。特に注目されるのは、セの新人では長嶋茂雄以来63年ぶりの1試合3本塁打など衝撃的な活躍を見せる佐藤輝明を擁するセ首位の阪神との3連戦(4~6日、甲子園)だ。現役時代に437本塁打を放った「アーチスト」秋山幸二氏(西日本スポーツ評論家)は、スーパールーキーを自らが指導したソフトバンク・柳田になぞらえて高く評価した。

4日から甲子園3連戦

 本当にすごい打者が現れた。今の佐藤輝を見ていると、思い切りはいいし、どんどん自信をつけながら、いろいろチャレンジを続けている印象を持った。何より遠くに飛ばせる体(187センチ、94キロ)を持っているのが強みだ。

 5月28日の西武戦で1試合3本塁打を放った時の映像も見た。どれも驚きだったが、特に1本目の先制ソロには目を見張った。高橋のフォークボールに体を泳がされながらも、バックスクリーンまで持っていった。ホークスの柳田が時折見せる打撃をルーキーがやっている。ホームラン打者として、こう打てば遠くに飛ばせるという感覚が体に染みついているのだろう。

 そんな相手と対するホークス投手陣は、どう攻めるか。右投手なら、彼の内角に入っていく球をどれだけ的確に投げきれるかがポイントになる。こういう球をホームランにするには、かなり難しい。そこに落ちる球を織り交ぜていけばいいのではないか。逆に言えば、内角に突っ込める球がない左投手の方が、打ち取るのは難しいかもしれない。コントロールミスを見逃さずに捉える能力は十分にある打者。彼との駆け引きで、投手には技術に加え、ハートの強さも求められる。

 日本のプロ野球界で、見ていて楽しい選手というのは、なかなか出てこない。佐藤輝はそんな選手に早くもなっているし、それだけ注目される中でも結果を残している。ホームラン打者は「野球の華」。甲子園での対戦、そして将来が楽しみだ。(西日本スポーツ評論家)

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