柔道・素根の後輩が狙う下克上 19歳古賀「五輪に出るためには」

西日本スポーツ 末継 智章

 柔道の世界選手権が6日、ハンガリーのブダペストで開幕する。開幕まで2カ月を切った東京五輪の日本代表は出場せず、日本勢にとっては2024年のパリ五輪を見据えた闘いになる。女子48キロ級で初出場の古賀若菜(山梨学院大)=福岡県久留米市出身=は田主丸中、南筑高(いずれも同市)で先輩だった素根輝(パーク24)に続く世界一へ、組み手を強化した。(末継智章)

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 パリの夢舞台に立つために19歳の古賀若菜はノーシードからの「下克上」を狙う。「五輪に出るには勝たないといけない選手がたくさんいる。3年後を見据えてアピールする」

 女子48キロ級は2連覇中のビロディド(ウクライナ)や2017年女王で東京五輪日本代表の渡名喜風南(パーク24)こそ回避したが、一筋縄ではいかない。同年準優勝のムンフバット(モンゴル)や世界ランキング1位のクラスニチ(コソボ)、2月のグランドスラム(GS)テルアビブ大会でビロディドを破ったブクリ(フランス)ら強豪がエントリーした。

 古賀は激戦を覚悟の上で「組み負けると海外の選手に勝てないので、出だしの組み手を練習した」と拠点の山梨学院大で自分より重い57キロ級の選手らと組んできた。

 ライバルの中でも特に意識するのが、同じ48キロ級日本代表で17年に52キロ級で銀メダルを取った角田夏実(了徳寺大職)だ。2度の対戦はいずれも相手の得意な関節技で一本負け。特に地元福岡で挑んだ今年4月の全日本選抜体重別選手権決勝は開始28秒で完敗した。

 「関節技に入るスピードがとても速い。同じ負け方をしているので対策をした」。角田が得意とする、ともえ投げから関節技につなぐ連続技への対応も頭と体にしみこませ、世界の舞台で三度目の正直を狙っている。

 先輩の素根は19歳だった19年に世界選手権の個人戦に初出場し、初優勝。同年のGS大阪大会も制し、東京五輪代表を決めた。素根と同じく世界ジュニア選手権を制し、シニアの代表争いに食い込んできた古賀は先輩の背中を追う。「(素根は)自分より大きな相手が多い中でも、自身の柔道を貫いている。私も自分の柔道を貫きたい」と誓う。受けの強さと得意の足技で頂点まで駆け上がり、パリ五輪の代表争いでライバルたちにプレッシャーをかける。

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