ソフトバンク打線が苦手の「初物」を攻略できた理由は

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆阪神3-8ソフトバンク(6日、甲子園)

 相手の先発が急きょ代わろうとも、復活したソフトバンク打線にとって問題ではなかった。苦手の「初物」だった当初予定のガンケルが体調不良で回避。代役の西純も公式戦初対戦だったが、2桁10点を奪った前日5日と同様に快音を連発した。

 初回、先頭の三森の中前打などで1死二塁とすると、好調の栗原が甘く入った外寄りのフォークボールを見逃さずに左前へ。「追い込まれたけど何とか食らいつけた」。5月27日の中日戦以来、実に9試合ぶりの先制点で攻撃陣の勢いを加速させた。

 なお真砂の中前打などで2死満塁。前日に2本塁打で大当たりだった甲斐がきっちり仕事をした。甘い真っすぐを左前へと運ぶ2点打。「みんなでつくったチャンスで追加点となる一本を打てて良かった」と、初回からスコアボードに得点を刻み、西純を3回限りでの降板へ追い込んだ。

 試合前の限られた時間で、チーム一丸でベストを尽くしたことも実を結んだ。工藤監督は試合前に約2時間にわたってじっくりと西純の映像に目を凝らして研究。「真っすぐで押してくるのかなと。準備がない中でも、いかに準備をするかなんで」と狙いの一端を明かしていた通り、初回の4安打のうち2本は真っすぐをはじき返した。

 8回には再び甲斐が右前適時打。2試合連続3打点の大暴れを見せるなど終わってみればチームは8点を奪った。ビジターで苦戦していた打線がうそのように連日の大量得点。今季の交流戦のビジターは2勝5敗2分けと負け越したものの、連勝締めで2カードぶりの勝ち越しを決めた。工藤監督も「タイムリーで点が取れることはいいこと。つながりは大事」と手応えをにじませた表情で引き揚げるバスに乗り込んだ。(山田孝人)

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