交流戦「王者」の意地見せられるか 本拠地6連戦の鍵握る武田

西日本スポーツ 長浜 幸治

■きょうから広島3連戦

 ソフトバンクの工藤公康監督(58)が、交流戦を締めくくる福岡6連戦での巻き返しを厳命した。過去8度制した交流戦はここまで4勝6敗2分けの10位。特にセの本拠地で苦戦を強いられたが、8日からはDH制を採用する得意の本拠地で広島とヤクルトを迎え撃つ。8日の広島戦は安定感が戻った武田が先発。抑えには4年ぶりのセーブへ準備万端の岩崎が控えており、両カードの勝ち越しを最低限のノルマに挙げた。

■4勝6敗2分け10位

 過去8度も頂点に立った「王者」の意地を見せる格好の舞台だ。ここまで4勝6敗2分けと苦戦を強いられている交流戦を締めくくる本拠地6連戦。工藤監督は「ホームでいい試合ができるように。とにかく勝ち越し、勝ち越しでいくことが大事」と強調した。

 千賀、森、グラシアルと投打の主力を欠き、東京五輪米大陸予選にキューバ代表として出場したモイネロデスパイネも不在の交流戦。セの本拠地の9試合を2勝5敗2分けの負け越しで終えたが、本拠地では巨人を空中戦で圧倒して2勝1敗と勝ち越している。

 工藤監督が掲げる最低限のノルマは、広島、ヤクルト戦での「カード勝ち越し」だ。いずれも2勝1敗で交流戦は勝率5割。「先のことを考えすぎず、まずは(同一カードの)3試合を一つ一つ戦う」と話す工藤監督は、8日の広島戦を安定感が戻った武田に託す。

 前回登板した1日のDeNA戦は7回途中1失点と好投。チームは逆転負けしたが、6年ぶりの2桁10奪三振を記録して「状態は良くなかったが工夫した」と話した。この再現ができれば、2016年6月19日の阪神戦以来、5年ぶりの交流戦白星も期待できる。

 広島戦の心強いデータもある。交流戦は過去2試合(先発1試合)で1ホールド、計8回を1失点に抑えた。4勝1敗1分けで一蹴した18年の日本シリーズは5試合に救援登板して計7回1/3を1失点、3ホールドを記録するなど「コイ料理」はお手の物だ。

 「和田さんをお手本にして。(投球の)バリエーションも多いし、決めるところの精度も(高かった)」。参考にするのは、6日の阪神戦で交流戦歴代最多タイの通算26勝目を挙げたベテラン左腕の投球術だ。7日はペイペイドームでの先発投手練習で調整した。

 05年に始まった交流戦で負け越したのは、07年と12年だけ。工藤ホークスでは一度もない(20年はコロナ禍で中止)。甲子園で2連勝した勢いを得意の本拠地で増幅して、まずは最低限のノルマを達成。さらなる白星量産を果たして、再開後のリーグ戦につなげる。(長浜幸治)

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