武田、2戦連続2桁奪三振 4戦連続QSの安定感

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク1-1広島(8日、ペイペイドーム)

 今季一番の投球を続けていた武田に「落とし穴」が待っていた。今宮の先制ソロで1点をリードした直後の7回。簡単に2死を取った後、会沢に粘られた末の7球目だった。高めに浮いたスライダーを左翼テラス席に運ばれると、思わず天を仰いだ。

 「真っすぐ、変化球ともに調子はすごく良かっただけに、とても悔しい。先制してもらった後にすぐ追い付かれてしまい、悔いが残る。1球の怖さ、大切さをあらためて感じた」。7回を投げきって3安打1失点。無四球の10奪三振と文句の付けようがない好投だった。足りなかったのは、自身5年ぶりの交流戦白星だけだった。

 序盤から圧巻の投球だった。初回、3回はともに3者連続三振を奪うなど、最速150キロの真っすぐと多彩な変化球で広島打線を手玉に取った。試合前までセ・リーグの首位打者だった菊池涼は、6回に3打席連続の空振り三振に仕留め、節目の10三振に乗せた。

 前回登板だった1日のDeNA戦に続く2試合連続の2桁奪三振はプロ10年目で初めてだった。この日の10三振の内訳は直球4、スライダー4、フォーク1、カーブ1。まんべんなく球種を駆使した右腕に対し、工藤監督も「球威もあったし、投球にメリハリもあった。ナイスピッチ。よく頑張ったと思いますよ」とたたえた。

 重要な「週アタマ」としての役割もしっかり果たしている。5試合続けて火曜日に登板し、クオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)は4試合連続。規定投球回にはわずか1回2/3足りないものの、防御率は2・43と「隠れ2位」に浮上した。

 工藤監督は「ずっと火曜日という中で、ある程度長いイニングを投げてくれている」と信頼を寄せる。今季の交流戦で挙げられなかった白星は、リーグ再開後に取り戻す決意だ。(長浜幸治)

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