優良助っ人レイ 驚異の数字「73・7%」の中身は

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆ソフトバンク1-1広島(10日、ペイペイドーム)

 「精密機械」のような制球力で、セ界トップのチーム打率を誇る広島打線を牛耳った。本拠地のマウンドに初めて上がったレイが8回を1失点と好投。「調子はとても良かった。拓也(甲斐)がいいリードをしてくれた」。無四球で快調にアウトを積み上げた。

 来日2度目の登板で、最速152キロをマークした直球と多彩な変化球を自由自在に操った。全99球のうちボールは26球で、ストライク率は73・7%。工藤監督が「素晴らしいの一言」と表現した投球のすごみは、高いストライク率が雄弁に物語っている。

初星はお預け

 今季、四死球なしで降板したチームの先発投手で、最も長く投げたのは武田の7回(2試合)。4月29日の日本ハム戦はストライク率64・0%で、6月8日の広島戦は同67・9%だった。レイは来日初登板した3日のDeNA戦(6回2四死球)でも同67・6%と制球力の良さが際立つ。

 悔いが残るのは、唯一の失点となった3回のクロンのソロだった。「カウントを悪くして、少し窮屈な投球になってしまった」。フルカウントから7球目に投じた外角の151キロ直球を右翼席へ運ばれた。3ボールにしたのは、この打席を含めて2度しかなかった。

 前回登板は初回にオースティンに3ランを浴びたが、その後は無失点。今回も完璧に切り替えた。4回2死三塁では小園を三飛に仕留め、ここから11人連続アウト。チームの外国人では2015年4月4日の西武戦で完封したスタンリッジ以来の完投はお預けとなったが、力は見せつけた。

 工藤監督も「ホームランも失投ではないし、あれまで打たれるなというのは無理。8回まで投げてリリーフ陣を助けてくれた」と最敬礼。右腕も「全体的にはいい投球ができた」と胸を張った。来日からたった2度の1軍登板で、早くも先発陣の軸になりそうな雰囲気が漂ってきた。(長浜幸治)

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