ヤクルト石川を乗せたソフトバンク打線の「打ち取られ方」/斉藤和巳

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク0-1ヤクルト(11日、ペイペイドーム)

【西日本スポーツ評論家・斉藤和巳の視点】

 ヤクルト先発の石川を乗せてしまったのは4回の柳田とバレンティンの打ち取られ方だった。先頭の柳田は1打席目に続いて真っすぐ系のボールに詰まらされて二ゴロ。中村晃の中前打の後、1打席目に空振り三振していたバレンティンは2ストライク2ボールから、まったく頭になかったかのように、真っすぐに振り遅れて空振り三振した。

 この主力2人の打ち取られ方をみて、ホークス側は逆にチーム全体が「きょうの石川はいい」と悪い方に感じてしまったのではないか。最速135キロ前後ながら、しっかりとインコースを突き、変化球を低めに集める緩急を使った石川の投球は、確かに他の投手が学ぶべき、すばらしいものだった。だが、本来は目が慣れて打てる確率も上がるはずの5回は初めて出塁できず3人で仕留められ、6回は3者三振を奪われた。石川を乗せた主力選手の影響力は大きい。

 ソフトバンクの先発石川は好投したが、またしても勝ち星を手にできなかった。チームを勢いづけて試合の流れを変えるようなアウトの取り方といった点などもヤクルトの石川から学ぶべきだと思う。(西日本スポーツ評論家)

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