福岡大、初決勝ならずも壁破る 初めての2勝

西日本スポーツ 手島 基

 福岡大、初決勝ならず-。全日本大学野球選手権は12日、神宮球場で準決勝2試合が行われ、福岡大(九州六大学)は福井工大(北陸大学)に0-2で敗れ、初の決勝進出を逃した。永江大樹主将(4年・東福岡)が準々決勝で右肩を脱臼したチームは、先発の藤松亮輔(4年・西日本短大付)が8回途中まで2失点と好投したが、好機であと一本が遠かった。それでも、初めて1大会2勝以上と4強入りを達成。新たな歴史の扉を開いた。

 初の準決勝で勝利は手の届くところにあった。先発の藤松(4年・西日本短大付)が準々決勝で大会最多タイの17得点をマークした福井工大を8回途中まで2点に抑え、打線も得点圏に走者を進めたのは計6回。1点が遠かった。

 初回は1死一、二塁で4番の井上(4年・久留米商)が併殺に倒れた直後、内野安打や高いバウンドで三塁手の頭を越えた適時打など、不運が重なって1点を奪われた。

 先頭打者が四球で歩いた五回は犠打で進められず、1死から井上が三塁打を放った六回も無得点。八回は2死から好機を築くも井上が空振り三振に倒れ、その裏に二回から「0」を並べていた藤松が2点目を奪われた。

 「野球が好きな自分らしく楽しみたかった」と笑顔を交えて右腕を振り続けた藤松。アウトを取るたびに声を出し合ったナイン。5番で遊撃手だった主将の永江(4年・東福岡)が準々決勝の守備で右肩を負傷して応援に回り、仲間を鼓舞し続けるなど、ベンチも一体となって戦い抜いた。

 初めて2勝以上を挙げ、決勝に迫った今大会。「自分たちでつくっていた壁を破り、新たな階段を見せてくれた。あと一本の課題は残ったが、もう一つ上へ、OBとしても頼もしく思う」。就任3年目の堀監督はうなずく。永江主将は「泥くさくを、やっていく」。失点を最小限にとどめてチャンスを生かす福岡大野球で確かな足跡を神宮に刻んだ。(手島基)

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