156キロ出た千賀に「早く合流してほしい」定まる1軍復帰プラン

西日本スポーツ 長浜 幸治

 左足首の負傷のためリハビリ組で調整しているソフトバンクの千賀滉大投手(28)が12日、筑後のファーム施設でシート打撃に登板し、最速156キロをマークした。打者との対戦は約2カ月ぶりながら、ブランクを感じさせない投球を披露。17日の九州アジアリーグ・火の国サラマンダーズとの3軍練習試合(タマスタ筑後)で50球をめどに実戦登板する見通しで、7月上旬の1軍復帰が現実味を帯びてきた。

ブランク感じさせず

 エースが復活へ確かな一歩を踏み出した。タマスタ筑後でのシート打撃に登板した千賀は、以前と変わらない剛球を次々と投げ込んだ。マウンド後方に設置されたスピードガンに「156」の数字が浮かぶと、見守っていたコーチ陣からざわめきが起きた。

 「やりたいことができなかった。ブルペンの方が全然良かった」。本人は不満顔を浮かべたが、打者のバットはくるくると空を切った。ドラフト2位の笹川ら3軍の打者16人と対戦し、安打性の打球は2本。フォークやスライダーなども交えて60球を投げ、5三振を奪った。

 4月6日の日本ハム戦で左足首の靱帯(じんたい)を損傷し、地道にリハビリを重ねてきた。「足を(地面に)着くと回復がうまく進まないこともあると聞いたので、絶対に着かないと守ってきた」と、移動には松葉づえを使用。ギプスが外れたのは5月上旬で、それから歩行練習、キャッチボール、ブルペン投球と着実に段階を進めていった。

 復帰へのプランも定まりつつある。故障後初の実戦登板は17日の3軍練習試合に設定され、約50球を投げる見通しだ。その後は2軍での登板を重ねる予定で、順調なら前半戦終了前の7月上旬の1軍復帰も見えてきた。斉藤リハビリ担当コーチも「ここまで順調にきたので焦らず、それでもしっかりと投げて早く(1軍に)合流してほしい」と期待を込めた。

 今季1軍での登板は1試合のみ。現状への悔しさをエースはぐっとのみ込んだ。「これから高い強度で投げていって自分の体がどんな反応をするのか。いろいろと出てくると思うけど、一歩一歩、着実に進めたら」。歯を食いしばりながらリハビリの日々を過ごしてきた右腕が、もうすぐマウンドに戻ってくる。(長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ