ソフトバンク、五輪中の練習試合にメリット ほぼ福岡県内で実施

西日本スポーツ 山田 孝人

 ソフトバンクの工藤公康監督(58)が17日、前半戦の逆転首位ターンを誓った。1位で突入した交流戦は9年ぶりに負け越して2位に後退。首位楽天を2ゲーム差で追い、交流戦を制したオリックスにはゲーム差なしの3位につけられた。巻き返しに向けて球宴前の22試合では、東京五輪中に設けられる約1カ月の中断期間を考慮に入れ、投打での積極起用を視野に戦う方針。まずは再開初戦となるきょう18日の日本ハム戦(ペイペイドーム)で連敗を3で止めて、混戦パ・リーグの争いを優位に進めていく。

きょうからペイで日本ハム戦

 得意の交流戦でまさかの11位に沈んで、最終カードのヤクルト戦では本拠地で3連敗を喫した。それでも、しばしの休息でナインは心も切り替えられたようだ。同一リーグ同士の戦いが再開される18日の日本ハム戦を翌日に控えてペイペイドームで実施された全体練習を見守った工藤監督は「選手に聞く限りは、いい休みになりました、ということだった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 交流戦明けから東京五輪の開催に伴う中断期間までの約1カ月。この22試合を工藤監督は巻き返しの好機と捉え戦う。「選手の起用に関しては思い切ってという部分もできる。まずは、オールスターまで全力でしっかり飛ばしていく」と首位を奪回し、前半戦を締めくくる覚悟を口にした。

 投打で積極的に用兵できる理由がある。中断期間は、球宴の開催期間も含めて約1カ月にわたる。その間は休養を含めた調整の時間にも充てることが可能だ。さらに工藤監督が「1軍の練習試合も(球団が)組んでくれる」と話すようにセ球団を中心に10試合程度の練習試合が組まれる。

 練習試合は福岡県内でほぼ実施できる見込みといい、中断期間を地元で過ごせるとなれば心身ともにメリットは大きく、多少の「無理」も可能となる。小久保ヘッドコーチも「チームとしても、あと(前半)22試合はちょっと一つの区切りとしてやっていかないと」と重視している。

 先発陣は交流戦を通じて安定しており、火曜日にレイを充てるなどローテーションに若干の変更を加えた。救援陣は五輪予選のため離脱していたモイネロの待機期間が23日に明ける予定で、状態次第では早期の戦列復帰が期待できる。小久保ヘッドは交流戦で苦しんだ打線に「(18日先発の)石川はこの前(11日ヤクルト戦)、見殺しにしてしまったので、責任を感じてやってもらわないと困りますね」とハッパを掛け、復調への期待を寄せた。

 2位につけるパ・リーグは混戦が続く。首位楽天とは2差、3位にはゲーム差なしで交流戦を制したオリックスがピタリとつける。4位ロッテは1・5差で5位西武も2差。工藤監督は「今の差はどこがどう入れ替わってもおかしくない。しっかり引き締めていかないといけない」と積極起用で首位ターンを果たす決意だ。(山田孝人)

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