初回わずか2球で被弾、でも崩れない 最少失点でしのぐ和田の極意とは

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆ソフトバンク1-1日本ハム(20日、ペイペイドーム)

 和田が立ち上がりでつまずいた。6試合連続でチームに勝利がない中で上がった重苦しいこの日のマウンド。初回先頭の浅間に2球目の143キロを右翼スタンドに放り込まれた。いきなり先制を許す痛恨被弾。チームとしても今季ワーストを更新する13試合連続の被本塁打だった。

 4敗目を喫した前回登板の13日ヤクルト戦(ペイペイドーム)に続く初回の失点。経験豊富な40歳左腕といえどもダメージは大きく、続く西川を四球で歩かせるなど1死満塁とピンチを広げてしまった。最後は野村に捉えられた鋭い打球が一塁の正面を突き併殺に。運も味方して追加点は阻止したものの、32球を要した。

 「リズムの悪い投球になってしまい、このような試合展開になってしまったと責任を感じます」。追いかける展開にならざるを得なかったことを悔いた。2回以降はプレートを踏む位置を一塁側から三塁側に変えるなど試行錯誤し、毎回走者を許しても痛打を回避。6回1死二塁となるまで97球を投げ6安打を浴びながらも、失点は先頭打者のソロのみに抑えた。「なんとか粘って、最少失点でしのぐことができたのは良かったと思います」。その言葉には反省とともに安堵(あんど)の思いもこもっていた。

 交流戦最終登板だった前回は、交流戦歴代通算27勝で単独トップに躍り出るチャンスを逃した。今回もペイペイドームでの通算80勝目の節目がかかっていたマウンドだったが、再びメモリアルはお預けになった。それでも、工藤監督は「調子うんぬんよりも、集中力が研ぎ澄まされて、アドレナリンが出た状態で投げていてさすが」と粘りを見せたベテランの投球術をたたえた。(鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ