姉・琴乃の影に隠れ自信失いかけたことも…九州OP初V香妻陣一朗、賞金王見据え「あと2勝」

西日本スポーツ 野口 智弘

 ゴルフの九州オープン(九州ゴルフ連盟主催)は20日、佐賀県多久市の佐賀クラシックGC(6807ヤード、パー70)で最終ラウンドが行われ、1打差の首位でスタートした香妻陣一朗(国際スポーツ振興協会)が67で回り、通算9アンダー、271で初優勝した。2位は2打差で小田孔明(同)、3位には小浦和也(同)が入った。5位の東海大九州3年の井戸川純平(宮崎大淀)が通算1オーバー、281で2年ぶり2度目のベストアマチュアを手にした。(出場選手60人、うちアマ18人)

■現在ランキング6位

 2位の小田に1打差でスタートした香妻は、ボギーを出した4番で逆転されても全く動揺しなかった。

 「相手は(百戦錬磨の)小田孔明さん。逆転されることは想定内。ティーショットは良かったから、焦りませんでした」。続く5番のバーディーで追い付くと、後半は三つのバーディーを奪って2014年の賞金王に輝いた小田を振り切った。

 日章学園高(宮崎)3年の12年秋にプロ転向。ツアーでなかなか勝てず、やっとつかんだ賞金シードも18年に失った。姉で人気ゴルファーの香妻琴乃の陰に隠れてしまい、自信まで失いかけた。

 だが、諦めない気持ちで挑んだ昨年11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で涙の初優勝。この1勝が香妻に大きな自信を与えた。

 「優勝したことで心に余裕ができた。技術的にもいろんなことを試すことができて、結果がついてきた」。今年は中日クラウンズで3位、ダイヤモンドカップで4位に入り、現在は賞金ランキング6位と健闘している。

 今年の目標は、ずばり「賞金王」。まだ、首位の星野陸也(約6800万円)に3000万円ほどの差があるが、「賞金額が大きい秋のツアーに照準を定めてあと2勝したい」。頭角を現してきた26歳は目を輝かせた。(野口智弘)

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■3度目の2位…孔明「2位はいらんのに」

 4番で一度は香妻を逆転した小田だったが、再逆転を許して2位に終わった。「(香妻)陣一朗にプレッシャーをかけたかったけれど、いいゴルフをされてしまった。たいしたもんだ」と褒めるしかなかった。これで3度目の2位。「九州オープンの第4ラウンドは6度も最終組で回って一度も勝てない。もう2位はいらんのに」とぼやいた。

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■2年ぶり2度目ベストアマ 井戸川「勉強になった」

 2年ぶり2度目のベストアマに輝いた井戸川は、「1番と4番でボギーをたたいてしまい、もう駄目かなと思ったけれど、なんとかスコアをまとめることができた」と満足そう。「2年前は首位との差がかなりあってのベストアマ。今回は最終組の一つ前でラウンドできたし、九州のトッププロのプレーを見て勉強になりました」と喜んだ。

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