ソフトバンク6000キロ、8都市転戦18日間 混パ脱出へ試練

西日本スポーツ 山田 孝人

 7試合連続で勝利から遠ざかっているソフトバンクが「試練の18日間」に挑む。21日に空路福岡から千葉に移動し、22日のロッテ戦(ZOZOマリン)に臨むチームは7月8日まで18日間で延べ8都市、総距離約6000キロの移動を伴いながら13試合を戦う。このうち本拠地ペイペイドームで行われるのは、同1日の西武戦のみの厳しい日程だ。3位につけるパ・リーグは5位までがだんご状態。苦しい状況をはね返し、混戦から抜け出す。

■ペイ13戦中1戦だけ

 苦戦した交流戦を経て再開された同一リーグとの戦いも思うようにいかなかった。本拠地に最下位の日本ハムを迎えた3連戦は1敗2分け。交流戦の最終カードだったヤクルト戦に続き2カード連続で負け越した。工藤監督は「しっかりと切り替えて、強い気持ちを持ち、やっていかないといけない。それしかない」と話したが、早速、心身ともにタフさが必要になる過酷な日程が待ち受ける。

 ロッテ戦のために千葉入りした21日を起点として、移動だらけの18日間を過ごすことになる。この間に実施されるのは13試合。千葉市、仙台市でロッテ、楽天と計6連戦をした後は、主催試合となる西武との3試合に挑む。移動ゲームで28日に大阪市、1日空いて30日に北九州市で「鷹の祭典」を行い、7月1日にペイペイドームに戻ってくる。

 それもつかの間だ。翌日に日本ハム戦のため那覇市に移動。3日から2連戦をこなすと、今度は再びロッテ2連戦のために千葉市に向かい、8日にやっと福岡市に帰ることができる。13試合のうち12試合が本拠地以外での試合で、延べ8都市を移動。総距離は直線距離で6000キロに迫る超過酷ロードとなる。

 コロナ禍での移動は心身ともに負担が大きい上、本拠地以外ではトレーニングなども万全の態勢で行うことは難しい。加えて工藤監督は「飛行機移動が多いと、座席が狭い時もあり、疲労がたまって腰が固まったりすることもある」とかねて話したこともあるが、今回も移動は航空機が多い。それだけに常に力を入れているコンディション状態の情報収集や管理には、より一層気を配る方針だ。

 現在パ・リーグは5位までが僅差にひしめく大混戦の状態で、18日間のどの試合も順位変動に大きく影響しかねない。現在、工藤ホークスでは初の7試合連続未勝利と極めて苦しい事態だが、歓喜の秋を目指す上では、一歩も引けない前半戦の踏ん張りどころだ。

 苦戦が続く打線には、負傷離脱前に好調だった牧原大が、早ければ楽天3連戦で合流できる見通しだ。救援陣ではモイネロが那覇での復帰をめどに調整を進めている。少しずつだが戦力も戻ってくる。工藤監督は「とにかくみんなで。試合に出ている人も、ベンチにいる人も全員でやっていくことが大事」。総力を挙げて苦境を打破する。(山田孝人)

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