39試合連続無失点の西武平良 侍ジャパン稲葉監督見守る中の快挙

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆ソフトバンク0-1西武(1日、ペイペイドーム)

 ついに前人未到の域に達した。1-0の9回2死二塁。最速160キロ右腕の西武の平良が、東京五輪でともに日の丸を付けて戦う栗原を左邪飛に仕留めた。39試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立。「結構、危なかったけれど良かった。記録として達成できたのはうれしい」と笑った。

 しびれる展開だった。1死から柳田に左前打。中村晃の左翼線安打で三塁を狙った代走の佐藤直がオーバーランでタッチアウトと命拾いした。2安打を許しながら点を与えず、記録達成の要因は「運」と即答。「リリーフだと(将来に向けたトレーニングが)できないのが本当に悩み」と打ち明けるストイックな姿勢が、少しの運を運んできた。

 快挙達成の場には侍ジャパンの稲葉監督も視察に訪れていた。これまで代表経験はなく、試合前に初対面。西口投手コーチから入れ知恵され「僕、先発はありますか」と“先制パンチ”を見舞った。すぐに和み、稲葉監督も「ユーモアもあって僕の中でうれしかった」と笑みを浮かべた。

 2006年の藤川(阪神)の記録を抜き、堂々と侍ジャパンの一員に加わる。平良は「より現実味が出てきた。いろんなところでいくから準備しておいて、と言われた」と大舞台を見据えた。先発は冗談ながら中継ぎ、抑えと大きな期待を背負う。

 開幕から続く無失点。「何か記録をつくれたのは証拠みたいな感じでうれしい。(新たな)目標はないので、一歩一歩毎日の積み重ね」。淡々と決意を込めたミスターゼロの挑戦は続く。(小畑大悟)

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