古賀紗理那、脱エース強調 把握した中田久美監督の意図 バレー女子東京五輪代表

西日本スポーツ 末継 智章

 東京五輪バレーボール女子日本代表の選手が2日、オンラインで会見し、2大会ぶりのメダル獲得への意気込みを語った。攻撃の要を担う古賀紗理那(NEC)=熊本県大津町出身=は「脱エース」を強調した。

 看板も注目もいらない。6月下旬までイタリアで開かれたネーションズリーグ(NL)でチーム最多の283点を決めた古賀は明言した。「日本は『この人1人に(任せる)』という考え方をしていたら試合後半に決まらなくなる。エースという言葉にこだわりはない」

 NLは古賀や黒後愛(東レ)、石川真佑(同)ら4人のアタッカーを並べて相手に的を絞らせず、1次リーグを12勝3敗の3位で通過。しかし連係が乱れたブラジルとの準決勝、トルコとの3位決定戦で連敗し「組織的な攻撃をしていかないと高いブロックを決めるのは難しい」と痛感した。

 チームワークの大切さは自身が出場を逃した2016年のリオデジャネイロ五輪をテレビで観戦した際にも実感した。バレーボールではなく陸上男子400メートルリレーで、だ。日本はボルトを擁するジャマイカに迫る好走で銀メダル。「個々の速さは他国に劣るけど、バトンの渡し方や細かい部分で連係をとってメダルを取ったのがすごい」と強く印象に残った。

 サーブレシーブも優れ、試合中も味方を鼓舞する古賀はチームの柱だが、中田久美監督はあえて「エースは黒後」と明言し続ける。黒後が活躍し、ブロックを引きつければ古賀も生きるからだ。「お互いに相手を生かすよう声をかけ、チームとして攻撃の精度を上げていく」と古賀も監督の意図は把握済み。ヒロインの座は後輩たちに譲ってでも、初の五輪で日本にロンドン五輪以来のメダルをもたらす。(末継智章)

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