大敗のソフトバンクで若手躍動 九鬼と野村が積極打法で今季初安打

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ロッテ11-3ソフトバンク(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 大敗のチームに、若い力が活気をもたらした。大量11点を追う7回1死満塁。甲斐に代わって途中出場した九鬼が、抑え込まれていた二木に痛打を見舞った。初球のスライダーにバットを出して左前へ。今季初打席で放った初安打はタイムリーとなり、一塁ベース上で何度も手をたたいた。

 「久しぶりの打席でしたが、練習で試合のイメージはできていた。球の見え方も良かった。チャンスを生かしていけるように取り組んでいきたいと思います」と力を込めた。22歳の思い切った一振りで、ようやく二木から1点を奪取。重苦しい雰囲気もあったベンチに明るさが戻ってきた。

 九鬼の一打に負けじと、途中から中村晃に代わって一塁に入った3年目の野村も8回に快音を奏でた。1死から2番手の東妻が投じた初球のツーシームを捉え、中越えの二塁打。野村も今季初めて与えられた打席だった。「かなり緊張しましたが、練習で取り組んでいる打撃、スイングをすることができた。チャンスをいただいたときに、しっかり結果を残せるようにしたい」と20歳は前を向いた。

 生きのいい流れは連鎖する。5試合ぶりのベンチスタートで、代走から出場した24歳の谷川原は、高めのツーシームを中前へ運ぶ適時打。思い切りよく初球をたたき「とにかく一本。1打席に集中することだけ。練習で小久保ヘッドコーチにアドバイスをいただいて取り組んでいることが試合で出せた」とうなずいた。

 大量ビハインドの展開で主力が退き、出場機会を得た3人が、初球を捉えて若者らしさを示した。工藤監督も「1軍で結果を残すことが彼らの自信になる。またチャンスを得たときに、しっかりと集中力を高めて、結果を求め頑張ってほしい。ナイスバッティングだった」と褒め、敗戦の中の光となった。(山田孝人)

若手投手陣もアピール 大関、田中、尾形が無失点で競演

 大関、田中、尾形の3投手がしっかりアピールに成功した。まずは6回。3番手で登板した大関が1四球こそ与えたものの、1回を無安打無失点に抑えると、7回は田中、8回は尾形がいずれも完全救援でロッテ打線を封じた。工藤監督は「若い投手が慣れてきているし、ある程度、自分のバランスで投げられている。結果もそれに伴って出ている。よく投げたと思う」と称賛していた。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ