西武松坂引退に渡辺GM「ずっと苦しい思いしたと思う」

西日本スポーツ 小畑 大悟

 西武は7日、松坂大輔投手(40)が今季限りで引退すると発表した。引退会見の日時は未定。昨季14年ぶりに古巣へ復帰したが、昨年7月に右手のしびれなどを解消するため頸椎(けいつい)の手術を受けた。その後リハビリを続けてきたが、回復が思わしくなく、23年間の現役生活にピリオドを打つ決断を下した。

球団が発表

 「(野球)人生の最後はここなのかな」。不退転の覚悟で帰ってきた西武でも松坂のけがとの闘いが続いた。昨年は開幕ローテーション入りが内定していたが、新型コロナの影響で開幕が延期された中でコンディションが悪化。手術に踏み切り、今春はB班(2軍)キャンプに参加した。

 渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)は「手術を受けて以降も『メットライフドームで勝利する』ということを目標に厳しいリハビリに耐えながらここまでやってきた。体調面もなかなか向上せず、ずっと苦しい思いをしてきたと思う」と、もがき続けた右腕を思いやった。

 渡辺GMは5日に「引退を決断した」という報告を受けたと説明した。当面はリハビリに専念する。現時点では会見や引退試合も未定。「大輔は現在、体調面、精神面でも決して万全とは言えない状況です。体調面、精神面が回復した段階で、会見という形で皆さまの前で本人から気持ちを話すことができると思います」と見通しを語った。指導者としての第二の人生について「いずれ本人と会って話をしたいと思っている」と語った。

 甲子園で伝説をつくり、西武でも「平成の怪物」の名を欲しいままにした。海を渡り、ワールドチャンピオンにも輝いた。日の丸を背負った国際舞台でもWBC2大会連続MVPの大活躍。日本復帰後は苦しい戦いが続いたが、その戦歴が色あせることはない。日米通算170勝右腕が静かにユニホームを脱ぐ。(小畑大悟)

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