佐賀北「がばい旋風」の粘り再現 逆転勝利、笹山宗悟4安打3打点

西日本スポーツ 野口 智弘

 第103回全国高校野球選手権の佐賀大会は16日、佐賀市のさがみどりの森球場などで2回戦4試合を行い、佐賀北が鳥栖商を7-2で破った。3番笹山宗悟(3年)が4安打3打点と気を吐き、エース荒谷紘匡(同)が2失点で完投勝ちした。佐賀学園は高志館に8-0で7回コールド勝ちした。

 貴重な一振りで突破口を開いた。2点を追う5回1死二、三塁。佐賀北の笹山が中堅への2点適時打を放って同点に追い付いた。劣勢をはね返してチームを勢いづけると、以後の毎回得点の猛攻に結びつけ、勝利を引き寄せた。

 スタメンに左打者が並ぶ打線は、4回までは鳥栖商の左腕牟田を攻略できなかった。「相手は左投手なので、右打者の自分がしっかり打たないといけないと思っていた」。3番に座って中軸の仕事を果たすと、8回にも追加点となる適時三塁打を放った。

 笹山は初回の二塁打、3回の左前打とあわせ、4安打の大暴れで打線を引っ張った。「4安打は公式戦で2度目。チームに貢献できてよかった」としてやったりの表情で振り返った。

 勝負強さを示した白星に、本村監督は「これまでは先制されると逆転できずに負けていた。夏場の練習でチームに粘りが出てきましたね」とうなずいた。昨年からチームを率いる27歳の本村監督は、2012年に夏の甲子園に出場し、主将で3番打者を務めた。

 佐賀北といえば、今でも語り継がれるのが07年の夏。度重なる逆転、逆転で勝ち上がり甲子園を制覇した。「がばい旋風」と呼ばれた当時の粘り強さが今年のチームにも根付いてきたことに、本村監督も手応えを感じている。

 左腕エースの荒谷も、4回に先制を許した後は立ち直って、9回2失点で9三振を奪った。荒谷は「2年前の夏はベンチ入りしただけ。今年は全員の力で甲子園のマウンドに立ちたい」と目を輝かせた。投打がかみあったチームは、一歩ずつ頂点への道を歩んでいる。(野口智弘)

 

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