五輪ソフトで幕開け! 金メダルへ二枚看板どう使う? 上野由岐子、藤田倭の起用に宇津木監督が出した答え

西日本スポーツ 末継 智章

 上野? それとも藤田? 東京五輪は21日、全競技に先駆けてソフトボールの日本-オーストラリア戦で幕を開ける。20日、参加6チームがそろった監督会見で日本の宇津木麗華監督も情報戦を展開。上野由岐子(ビックカメラ高崎)か藤田倭(同)のどちらかに託す注目の開幕投手は試合当日の21日朝に最終決定するとけむに巻いた。

 「一晩考えさせてください」。上野か、藤田か。注目の回答は保留だった。会見で初戦の先発投手を尋ねられた宇津木監督は、答えを拒んだ各国の指揮官と同様に明らかにはしなかった。

 五輪で3度の優勝を誇る米国のエーリクセン監督が「今回はどこも実力が拮抗(きっこう)していてタフな戦いになる」と覚悟する実力伯仲の6チーム。前回2008年北京の覇者でホーム開催の日本も息が抜けない。情報戦の意味合いはある。

 ただそれ以上に2人のコーチと決める手順を重んじた。「ソフトボールをやってきて1人で決めることが多いが、今回はみんなの力でチームとして戦いたい」と宇津木監督。コーチ2人と多角的な視点から先発ローテも決めるつもりだ。

 指揮官にとって金メダルへの最初の重い決断となる。「彼女が日本のソフトボールを引っ張ってきた」と、22日に39歳の誕生日を迎えるエース上野への思いは別格だ。一方、3月下旬の五輪代表発表会見では藤田の開幕投手を示唆している。

 待つ2人も準備は万全だ。上野は「いよいよ明日(21日)だなという感じ。やっと試合ができるという気持ちが大きいので、高ぶりすぎないようにコントロールして入りたい」と自身に言い聞かせる。20日は藤田の後にブルペンへ入って変化球を交えながら約30球投じると、シートノックを受けながらマウンドの傾斜を確認するなど準備に余念がなかった。

 藤田も「(左腕の後藤を含む)3人とも準備している。先発であろうがどうであろうが絶対出番はあると思うので準備できれば」と覚悟は十分。7日間で最大6試合の短期決戦を総力戦で乗りきっていく。(末継智章)

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