代表発表で選手を思い涙 井上康生監督の覚悟「一生に一度あるかないか」

西日本スポーツ 末継 智章

 ◆東京オリンピック(五輪)開会式(23日、東京・国立競技場

 柔道男子日本代表の井上康生監督(43)=宮崎市出身=とソフトボール日本代表の宇津木麗華監督(58)が出場するコーチを代表して、選手代表で日本選手団主将の山県亮太(29)、同副主将の石川佳純(28)らと宣誓に臨んだ。

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 井上監督は2000年シドニー五輪男子100キロ級優勝。16年リオデジャネイロに続いて男子代表を率いる自国開催五輪で集大成に臨む。「一生に一度あるかないか。これほどやりがいや生きがいを感じる時期はあるか。重圧がかかるからこそ緊張を受け止めたい」

 昨年2月末の五輪代表発表会見で落選した選手を思っての涙が反響を呼んだ。「監督として冷静に対応しなければいけない。未熟な行動だった」。常にメダル量産を期待される日本柔道。重圧と向き合うからこそ「五輪に人生を懸け、多くのことを犠牲にして闘い続けている選手をたたえたい」と誠意を示す。

 柔道が初めて実施競技となった1964年東京五輪の映像や資料を見た。中量級覇者の岡野功氏に話を聞いて当時の重圧を感じようとした。「社会的背景が変わっても共通するのは自覚と責任を持った上で最後まで闘うこと」と強調した。(末継智章)

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