王貞治氏と長嶋茂雄氏 5年前にも東京五輪の気運を盛り上げた「対決」

西日本スポーツ 林 原弘

 選手たちへにこやかに手を振った王会長は、今回の東京五輪に深く関わってきた。招致委員会の評議会メンバーを務め、大会実施が決まってからは東京五輪・パラリンピック組織委員会のエンブレム選考委員となり、2016年には組織委の理事となった。

 「日の丸をつけたときの気持ちは普段と全然違う」。06年の第1回WBCで日本を世界一に導いた経験からそう言い切る。

 東京五輪への期待は大きい。16年1月にヤフオクドーム(現ペイペイドーム)で行われた「名球会ベースボールフェスティバル2016」。東京五輪での野球・ソフトボール復活もアピールしたイベントで、王氏がマウンドに立ち、左手一本でバットを握った長嶋氏と“対決”。「(体に)当ててはいけないと思っていた」と気をつかいながら、4球目を三塁方向に転がした長嶋氏とがっちり握手し、機運を盛り上げた。

 五輪延期について「こればかりは理由が理由だから仕方ない。その後の流れを見ると、延期してよかったかなと思う」と語っていたが、今年のソフトバンクの鏡開きでは「(五輪を)ぜひ実施してほしいというのが国民の総意だと思う。前回の(1964年)東京五輪後、日本は大きな飛躍を遂げた。今回も実現すれば、日本が大きく羽ばたけるのではないか」と語った。最近も「プレーを見て感激してくれる人がいたり、選手たちも自分の気持ちをプレーで発散してくれたらいい。五輪が終わった後にやってよかったと思ってもらえるような中身にしたいですよね」と話した。(林 原弘)

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