明豊が春夏甲子園切符「あの時の悔しさ忘れられない」センバツ決勝サヨナラ負けがエースを変えた

西日本スポーツ 野口 智弘

 第103回全国高校野球選手権の九州での地方大会は25日、佐賀と大分で決勝が行われ、大分は今春の選抜大会準優勝の明豊が大分舞鶴を6-0で破り、4年ぶり7度目の出場を決めた。

 エース京本真(3年)が完封。春夏連続甲子園出場は今宮健太(ソフトバンク)を擁した2009年以来12年ぶりとなる。

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 4年ぶり7度目の「夏」をつかんだ。明豊を頂点に導いた立役者は先発京本。決勝までの4試合で平均11・5点を奪って勝ち上がった猛打の大分舞鶴を3安打に抑えて完封した。「背番号1にふさわしい投球をしてくれた。春は力んでいたが、今はバランスが良くなった」。川崎監督はエースの成長に目を細めた。

 春の選抜大会での決勝は東海大相模(神奈川)にサヨナラ負け。痛恨の一打を打たれたのが、2番手で救援した京本だった。「あの時の悔しさは忘れられません」。負けない投球術を追求し、最速146キロの真っすぐへのこだわりを封印。8割の力で打ち取る頭脳的な投球へ進歩した。

 幸主将も春の悔しさを背負っていた。決勝の後、母校に戻り最初にしたことは、スマートフォンの待ち受け画面を東海大相模ナインが歓喜に沸く写真に変えた。「毎日見て悔しさをかみしめて、みんなで必死に練習しました」。苦い思い出を糧にしてまずは全国への切符をつかんだ。

 「春に準優勝したことで、勝って当たり前という重圧があった。選手がよく耐えてくれた」と川崎監督。精神的に一回り強くなった明豊が悲願の日本一を取りに行く。(野口智弘)

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