「めちゃくちゃ強くてかわいい人がいる」芳田司、憧れの背中を追ってたどり着いた五輪

西日本スポーツ

 女子57キロ級で初出場の芳田司(コマツ)は準決勝でジャコバ(コソボ)に敗れ、3位決定戦でリパルテリアニ(ジョージア)に一本勝ちして銅メダルを獲得した。同級は松本薫が12年ロンドン五輪優勝、前回リオ五輪3位で、日本勢は3大会連続メダル。

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 憧れの先輩の背中を追い続け、たどり着いた五輪だった。芳田と1学年上の女子63キロ級の田代未来(コマツ)は同じ相模原市の相原中出身。「いろんなところで支えてくれた」と感謝する。

 京都出身の芳田が、田代に憧れを抱いたのは小学4年時。全国大会で試合を見て「めちゃくちゃ強くてかわいい人がいる。私も全国に出たい」。中学入学前、強豪の相武館吉田道場(相模原市)へ見学に行くと、その田代の出迎えを受けた。運命を感じ入門を決めた。

 高校は独り立ちのため田代のいる淑徳(東京)ではなく九州の強豪、敬愛(福岡)を選んだが「離れていてもつながりを感じた」。卒業後は再び田代を追って実業団のコマツへ。先輩たちとのレベルの差に何度も挫折しかけたが、田代は親身に打ち込みの相手をしてくれ、私生活でも相談に乗ってくれた。

 5年前、リオデジャネイロ五輪代表争いに敗れた芳田は田代の付け人として現地に同行。「ぴしっとした空気を感じて震えた。勝負の厳しさも教わった。今度は先輩と一緒に出たいと思った」。リオで田代が敗れた3位決定戦に芳田は東京で勝った。

 27日はその田代が登場する。金メダルの夢は強くてかわいい先輩に託した。(末継智章)

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