侍ジャパン山本由伸の恩師、今はかき氷シロップの製造メーカー勤務 1度だけ叱った記憶

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 野球日本代表の28日の初戦、ドミニカ共和国戦(福島)に山本由伸投手(22)=オリックス=が先発する。宮崎・都城高時代に指導した石原太一さん(27)は、宮崎市でかき氷のシロップなどを製造するメーカーに勤務。「誰もができる経験ではない。存分に楽しんで」とエールを送った。

 社会人の宮崎梅田学園で内野手としてプレーする石原さんの弟与一さん(24)と中学時代に岡山県の同じ少年野球チームでプレーした山本は、背中を追うように都城高に進んだ。その縁で山本を知っていた石原さんは同校で指導を体験。「教える楽しさにはまった」と広島経済大を中退し、コーチとなった。

 山本が最上級生になると石原さんは監督に就任。「距離感を急に変えたくない」と「兄貴分」として接した。伝えたのは「没頭」の重要性。「とにかく楽しんで一日一日必死でやれ」。練習試合で相手への敬意を欠く態度を見せた右腕を「そんなことではプロには行けない」と1度だけ激しく叱ったこともある。

 石原さんは「一度社会を知りたかった」と2018年に職を辞した。その後も交流は続く。「技術的なことはほとんど教えてこなかった。教えてほしいぐらい」。食事を共にすると、頭の後ろで球をリリースする感覚など独自の理論にうならされる。「プロでも楽しそうにピッチングをしている。あの姿がすごく良い」。繁忙期の真夏に「改めて野球の面白さを教えてもらっている」と「弟分」に感謝した。(鎌田真一郎)

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