地元ラグビーの“聖地”天然芝グラウンドが消滅危機 社会人チーム廃部余波、存続求め署名活動中

西日本スポーツ 末継 智章

 来年1月に開幕するラグビーの新リーグ「リーグワン」への参入申請を取り下げ、年内での廃部を決めているラグビーの社会人チーム、コカ・コーラ(福岡市)が管理する同市東区の「さわやかスポーツ広場」が消滅の危機を迎えている。福岡市から来年3月末まで借りている土地を返却する考えで、その際に芝生をはがすなど原状復帰が必要だからだ。

 同広場は1999年にコカ・コーラが整備した練習拠点。試合場2面分の広さを有する天然芝のグラウンドで、地元の小中高生の練習や試合会場として年間2万人超が利用している。29日から競技が開始する東京五輪ラグビー7人制女子の日本代表に、出身選手を3人送り込んでいる女子チーム「福岡レディース」も練習場にしてきた。

 福岡市港湾空港局によると、4月末の廃部発表後にコカ・コーラが撤退の意思を伝えてきた。同市は極力練習場を残したい考えだが、新たに管理を名乗り出る企業はなく暗礁に乗り上げている。

 福岡県と同市のラグビー協会はグラウンドの存続を求める署名活動を行っており、同市とコカ・コーラに提出する考え。同県協会の児島圭書記長は「福岡のラグビー関係者にとっては聖地のようなもので思い入れが深い。なくなるかもしれないという現状を多くの人に知ってほしい」と協力を呼び掛けている。署名活動の詳細は同県協会の公式サイトで確認できる。問い合わせは同県協会=092(715)8172。(末継智章)

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