同い年の友に続く金メダルを目指して 柔道・素根輝

西日本スポーツ 末継 智章

 メダルラッシュが続く柔道で30日、21歳の素根輝(あきら)(パーク24)=福岡県久留米市出身=が女子78キロ超級の畳に上がる。同52キロ級は同じ2000年生まれの阿部詩(うた)(日体大)が金メダル。「同い年で活躍しているので負けられない」と2人は刺激し合ってきた。

 ともに高校1年で全日本柔道連盟の強化選手になり、「一緒に世界選手権も五輪も出よう」と誓い合った仲。2017年の金鷲旗女子決勝では兵庫・夙川学院高(現夙川高)の先鋒(せんぽう)阿部が4人抜きして体重差約50キロの対決が実現。「本当にやりたいと思っていた。組めただけで幸せだった」と阿部が振り返った対戦は福岡・南筑高の素根が一本勝ち。その後、大会初の決勝5人抜きを達成させた。

 18年に阿部は世界選手権代表に選ばれて初出場初優勝。素根は個人戦の代表から漏れた。「(阿部が)練習が終わった後も1人でずっと投げ込みとかやっていたのを見て、ここが違うんだな思った」。悔しさを募らせ、発奮した素根は19年の同選手権とグランドスラム大阪大会を連勝し、先に五輪代表を決めた。

 04年アテネ五輪女子78キロ級金メダルの園田(旧姓阿武)教子さん(45)は「私も1歳上の谷亮子さんが刺激になった。谷さんが表に出ることが多かったので柔道に専念したい私は助かった。素根さんも阿部さんの存在は大きかったはず」と姿を重ね合わせる。素根も友に続く金メダルを目指す。(末継智章)

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