「野球楽しくねーな」どん底にいたリチャード、急上昇のきっかけは「3軍に行かせてください」

西日本スポーツ

 ◆エキシビションマッチ ソフトバンク5-4DeNA(28日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクのリチャードが2ランを放ち、アピールに成功した。

 1点を追う3回2死二塁、ロメロの浮いたスライダーを捉えて中堅テラスゾーンに運んだ。「何としても打つんだ、という思いで打席に入った。少し詰まったけど、押し込むことができた」。先制打を放った27日のDeNA戦から2試合連続で4番に入り、リーグ戦再開後の1軍生き残りに向けて結果を残した。

 今季2軍で10本塁打、45打点はともにリーグトップだが、どん底を味わった時期があった。6月19日の2軍戦の第1打席で右前打を放った後、実に40打席連続ノーヒットで同月を終えた。「期間中、塁に出られたのは四球の1度だけ。ベンチと守備位置と打席を交互に行き来するだけだった」。実際には3四球と1死球があるが、思い違いするほどの不振だった。

 「野球楽しくねーな」と思い悩んだリチャードは、藤本2軍監督に「3軍にいかせてください」と直訴。2軍の試合が組まれていなかった7月3日、3軍戦の出場することができた。1番DHでフル出場。4打数3安打1本塁打と打ちまくった。

 育成からの支配下登録を夢見て、がむしゃらだった頃の原風景があった。「久々に塁に出られて『盗塁でもしてみようかな』と思うくらい、一気に楽しくなった」。直後、同6日の2軍戦で2安打を放った。

 調子を取り戻し、同25日の2軍戦では2発5打点の大暴れ。勢いをエキシビションマッチに持ち込んだ。「まだ何試合かあるので、頑張るだけです」。目標の1軍デビューに向け、22歳がアピールを続ける。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ