ことごとく「阿武教子以来」金メダルと大先輩の不思議な共通点

西日本スポーツ

 ◆東京オリンピック(五輪)柔道 女子78キロ超級 決勝(30日、東京・日本武道館)

 五輪初出場で金メダルを獲得した素根の快進撃で注目されたのが、2004年アテネ五輪女子78キロ級金メダルの園田(旧姓阿武)教子さん(45)だ。全日本選抜体重別選手権(西日本新聞社など共催)の高校生連覇と10代3連覇、体重無差別の全日本女子選手権での高校生女王、高校生でのアジア大会優勝。その度に「阿武以来」の活字が躍った。

 ともに福岡の学校で育ち、重量級としては小柄。園田さんと素根の父行雄さん(59)は福岡・柳川高出身だ。園田さんは全日本女子ジュニアコーチを務めた際、中学2年で全日本中学校大会を制して強化合宿に参加した素根に注目した。「九州の柔道家らしく立ち技が切れる印象。既に強く練習相手に困った。早くシニアと練習させたかった」。同世代でシニアに入れる選手がおらず素根が孤立すると考えて断念したが“飛び級”も考えた。

 素根が高校3年の2018年に都内で食事をした。勝ち続けるための心構えを話した。全日本選抜体重別選手権12連覇、世界選手権4連覇を飾った園田さんは「『追われる立場』と言われたが、後ろを振り返るからそう感じる。私は連覇という目標を持ち続け、前を向いて進化しようとしたから勝ち続けた」と自負。素根もできると信じていた。

 2人はつり手でタイミングを計りながら大内刈りに入るスタイルも同じ。素根は「見習わないと」と語る。園田さんの夫で12年ロンドン五輪女子日本代表を指揮し、素根が今春入社したパ-ク24の女子監督を務める隆二さん(47)は「教子のように横の動きで相手をさばければ、組み手の強さが生きる」と指摘した。隆二さんも柳川高出身。教子さん超えの五輪連覇へ、福岡育ちの指導者の下で鍛えていく。

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