金メダルの素根輝、次の目標は前人未到の偉業 混合団体にパリ五輪への“布石”も

西日本スポーツ 末継 智章

 初出場で金メダルを獲得した柔道女子78キロ超級の素根輝(パーク24)=福岡県久留米市出身=が、早くも3年後のパリ五輪に視線を向けた。柔道の全日程を終えて1日の会見に臨み「金メダルを目標に練習を頑張ってきたので、うれしい気持ちとほっとした気持ちがある。パリ五輪に向けて目の前の一つ一つを闘っていきたい」と女子では前人未到の最重量級での五輪連覇を誓った。

 銀メダルに終わった7月31日の混合団体で既に3年後を意識した。日本チームで唯一の3戦全て一本勝ち。準決勝のROC戦では袖釣り込み腰に入る体勢からの背負い落としで一本を奪った。コロナ禍で五輪が1年延期になった間に身に付けた新技。「まだまだ練習しているので」と五輪前に実戦で試す機会がなく、個人戦では封じていたが、3-0でチームがリードして余裕がある状況でトライしてみた。

 フランスとの決勝も同じ21歳で今回同級銅メダルのディコに大内刈りと寝技の合わせ技で完勝。「どれくらい力があるのか、一度闘っておきたかった。(相手の)技の威力も感じることができた」と同世代のライバルとの力関係も分かった。

 東京五輪までは母校の南筑高(久留米市)を拠点に稽古を積んできた。今後は環境を変え、都内に軸足を置き、所属するパーク24の道場などで上積みを図る。圧倒的な力で金メダルを獲得したが「技や組み手、パワー、スタミナと足りないところだらけ。全ての面で努力したい」と満足していない。ディフェンディングチャンピオンとして迎える3年後。目標とされる立場になっても、向上心と挑戦者としての気持ちを抱き続ける。(末継智章)

PR

柔道 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング