打率.500!ド根性キャッチ!!稲葉ジャパン「皆勤賞」の甲斐拓也が攻守で示す存在感

西日本スポーツ 鎌田 真一郎

 ◆東京オリンピック(五輪)野球準決勝 日本5-2韓国(4日、横浜)

 甲斐拓也(ソフトバンク)が勝ち越し3点打を呼び込んだ。目の前で村上が敬遠された8回2死一、二塁。3ボール1ストライクから直球を見極めて選んだ四球で満塁となり、山田の快音へとつながった。稲葉監督も「(甲斐)拓也の四球が非常に大きかった。みんなのつなぎがいい方向にいった」と絶賛。ホームに生還した背番号10は跳びはね、喜びを爆発させた。

 今大会中、何度も「準備が大事」と口にする男は試合中、ブルペンにつながる電話を握った。ルーキーながら守護神を託されている栗林(広島)と事前の打ち合わせだった。「時間が限られるので。回に入る前に僕のイメージを伝えれば栗林も入りやすいと思って」。シーズン中には見られない光景も、いかに勝利をつかみ取るかを考え続けるからこそ。綿密な打ち合わせが奏功し最終回も反撃を許さなかった。

 2017年の稲葉監督就任以来、侍の「皆勤賞」の男が攻守で存在感を見せ続けている。この日も右前打で好機を拡大。米国との準々決勝でのサヨナラ打を含む計10打数5安打の打率5割だ。守っても先制直後の4回に邪飛を好捕。一塁側のフェンスに激突しながらボールを離さなかった。

 4連勝でたどり着いた決勝の舞台。対戦相手は5日に行われる米国対韓国の勝者。「あと一つ、全てを出し切りたいと思います」。見据えるのは一番輝く色のメダルだけだ。(鎌田真一郎)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ