マラソン一山麻緒の脚力の秘密 トレーナーが「鳥肌立った」驚くべき筋肉

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆東京オリンピック(五輪)陸上 女子マラソン(7日、札幌市大通公園発着)

 一山の粘りが17年ぶりの快挙を呼び込んだ。33キロ手前で先頭集団から遅れ、一時は順位を入賞圏外の9位に落としたものの、諦めない走りで8位フィニッシュ。日本勢では2004年のアテネ五輪以来、4大会ぶりの入賞だった。

 「これ以上頑張れないところまでやってきた。メダルは取れなかったけど、悔いはありません」。普段から「鬼メニュー」と表現する猛練習をこなしてきたが、五輪に向けてさらに過酷な「鬼鬼メニュー」を積んでこられたからこそ、走り終えた表情はすがすがしかった。

 トレーナーの石原法明さん(50)は14歳で出会った一山の「脚」に衝撃を受けた。「治療で触った瞬間、鳥肌が立った。力を抜いている時はゴムみたいに柔らかいけど、力を入れた時はギュッと固くなる。収縮率がすごい。浅利純子さんと比べても全然違った」。1993年の世界陸上で日本女子マラソン初の金メダルに輝いたレジェンドを超える逸材だと直感した。

 五輪が1年延期になり、苦しみもあった。「最初はしっかり練習が積めると思っていたけど、今年に入って精神的に疲れてきちゃって。体は元気なのに気持ちが乗っていかない状態だった」。そこから自分に打ち勝ち、つかみ取った入賞。日本女子マラソン界に光をもたらした。(長浜幸治)

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