デスパに不振脱出の兆し 幼なじみ加入「同じ言葉話せる」

西日本スポーツ 山田 孝人

 ◆ソフトバンク2-0日本ハム(14日、ペイペイドーム)

 久しぶりの感触に、デスパイネも思わず一塁ベース上で笑みを浮かべた。0-0の4回2死三塁。好投を許していた日本ハム先発の上沢を捉えた。1ボール1ストライクからの3球目、外角の145キロ真っすぐを右前へと運んだ。「東浜も好投していたし、何とかしたかった」。均衡を破った先制打は、自身にとっては実に4月20日の楽天戦(北九州)以来、約4カ月ぶりとなるタイムリーだ。

 最終的にチーム全体では上沢に10三振を喫しただけに、一層価値のある一打は結果的に決勝打に。「素晴らしい投手でミスが少ない中、集中して打てたことは良かった」。五輪期間に打撃練習でフォームに微修正を施し、右方向を意識して取り組んだことが奏功した。後半戦を連勝発進に導く原動力となり、お立ち台では「必ず優勝できるように一生懸命やっていく」と力強く誓った。

 前半戦は打率2割2厘で1本塁打、6打点。極度の不振に陥った。キューバ代表として出場した東京五輪米大陸予選では左肩付近を負傷。再来日した6月以降は2軍での調整が長く続いたが、エキシビションマッチの後半3戦は全て安打を放つなど調子を上向かせてレギュラーシーズン再開を迎えた。

 少年時代から親交のあるアルバレスの加入も好影響をもたらす。母国の後輩に日本野球についてのアドバイスを送るのはもちろんだが、自身の打席内容を見てもらうこともあるという。盟友のグラシアルが負傷で離脱しているだけに「(ベンチで)同じ言葉を話せるので本当にうれしい」と笑った。

 グラシアルの復帰時期は不透明なだけに、反転攻勢を狙う後半戦において、NPB通算161本塁打の大砲にかかる期待は大きい。工藤監督も「素晴らしい一打だった」とたたえた。前半戦に味わった屈辱をバネにして、必ず雪辱を果たす。(山田孝人)

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