「想像以上のピッチング」工藤監督を驚かせたスチュワートの剛腕 5回「ノーノー」9K

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク0-0日本ハム(15日、ペイペイドーム)

 継投で1本の安打も許さない史上5球団目の偉業をソフトバンクに呼び込んだのは、来日初先発した3年目スチュワートだった。初回、先頭浅間に死球。それでも最速157キロの直球を武器に続く西川、高浜から連続空振り三振を奪うなど力でねじ伏せていった。

 軽度の左肩コンディション不良で出場選手登録を抹消された和田の代役だった。急きょの出番で2018年米大リーグドラフト1位の実力を発揮し、5回を無安打、9奪三振の満点投球。最後のイニングとなった5回は圧巻の3者連続の空振り三振に仕留めた。

 当初は4回までの予定だったが「想像以上のピッチング。さすがに、ノーヒットなので考えた」と工藤監督。指揮官に降板のタイミングを迷わせるほどの快投を見せた右腕は「良いピッチングができたし、良い経験ができた」と確かな自信をつかんでいた。

 6回からは津森、嘉弥真、松本、板東と無安打無失点でつなぎ、9回は2季ぶりの登板となった甲斐野が3人で締めた。ノーヒットノーランリレーは、くしくもチームが2017年6月14日の交流戦で巨人に喫して以来5球団目。ただ勝利で快挙に花を添えたかったが打線の援護がなく、引き分けに終わった。コールドゲームを除けば、継投に限らず無安打無得点達成チームが勝利できなかったのは史上初という珍事だった。

 それでも再開したリーグ戦最初のカードを3試合連続で無失点に抑え貯金を「2」に増やした。「後半に懸ける思いを形で表現してくれた」と指揮官も絶賛の投手陣の奮闘で、後半戦は上々のスタートを切った。(鎌田真一郎)

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津森(2番手で登板)「一人一人しっかり抑えることを考えて投げました。もっと調子を上げていけるように頑張ります」

嘉弥真(6回途中から登板)「先頭打者への四球はしっかり反省します。でも無失点で終えることができて良かった」

松本(7回の1イニングを無失点)「マウンド上でノーヒットということは頭になかった。失点しないことだけを考えて投げた結果、ノーヒットリレーができて良かった」

板東(8回の1イニングを2三振で三者凡退)「0-0、ノーヒットという状況でいつも以上に緊張した。自分の投球をすることだけを頭に入れて投げた。良い投球ができて良かった」

甲斐野(右肘手術を経て2シーズンぶりの1軍マウンド。9回を三者凡退)「すごく緊張した。技術というより、気持ちの準備をしっかりとしてマウンドに上がった。難しい状況で結果としてゼロに抑えられて良かったが、先頭打者への入りがあまり良くなかった。次は先頭の初球から自分の球を投げられるようにしたい」と前を見据えていた。

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