初戦で消えた選抜準V明豊「伝統の転機になる代」川崎監督がたたえる「最弱」からの成長

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆全国高校野球選手権 1回戦 専大松戸6-0明豊(16日、甲子園)

 「夏こそ全国制覇」という明豊の夢は甲子園の初戦で消えてしまった。0-6と選抜大会準優勝校としてはあまりに悔しい結果に「控え選手も一緒に日本一になろうとやってきた。みんなにも申し訳ない」と幸主将は無念さをかみしめた。

 選抜大会の東海大相模(神奈川)との決勝で登板したエース京本が先発し初回に2失点。春は成功していた継投も、この日は登板した全4投手が失点を喫した。終盤の粘りで何度も逆転勝利を決めてきた打線は最後まで目覚めず、相手のエース深沢の前に11三振。「先制点を与えて深沢君に大人の投球をされた。点差以上の差を感じました」と川崎監督は敗戦を振り返った。

 昨秋「今までで最弱」と川崎監督に言われてスタートしたチームは「日本一」を合言葉に全員で練習に取り組んだ。春は甲子園5試合すべて無失策で準優勝し、夏は12年ぶりの春夏連続出場。「飛び抜けた選手がいるわけではない。力のない学年でも伸びるんだと証明して後輩に勇気を与えてくれた。明豊野球部の伝統の転機になる代」。川崎監督は3年生たちの頑張りをたたえた。

 「日本一」の夢は来年の後輩へ託される。「後輩には自分たちを超えてほしい」と幸主将。敗戦は明豊にとって新たな挑戦の始まりでもある。(前田泰子)

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング